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学園草創期編

学園草創期編

学園草創期編では、各大学の草創期に想いを馳せてみましょう。創立者の偉大な意志、建学の精神に至るまでの想いのほかに、知る機会の少ないエピソードを募りました。創立者の横顔から、今ある大学の横顔を連ねてみると、これまで知らなかった学び舎の奥深さが見えてくるかもしれません。

北星学園大学

サラ・スミスとライラック

 毎年、そのやさしい色彩と甘い香りで北国に初夏の訪れを告げるライラックは、北星学園の創設者であるサラ・C・スミスが1890年に故郷アメリカのエルマイラから札幌に持ち込んだのが最初であると言われている。その後、市内に広がり、1960年には市民の投票によって「札幌の木」に選ばれた。
 スミスが持ち込んだライラックは一時、学園から失われてしまったが、母樹は北海道大学付属植物園に受け継がれており、1994年にはその一部が札幌市中央区南四条校地(北星学園女子中学・高等学校)に分譲移植され、現在では「校花」となっている。また、大学・短期大学部の所在する大谷地校地にもライラックが植えられている。
 今年はライラックが札幌に持ち込まれて120年目を迎える。