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学園草創期編

学園草創期編

学園草創期編では、各大学の草創期に想いを馳せてみましょう。創立者の偉大な意志、建学の精神に至るまでの想いのほかに、知る機会の少ないエピソードを募りました。創立者の横顔から、今ある大学の横顔を連ねてみると、これまで知らなかった学び舎の奥深さが見えてくるかもしれません。

関西外国語大学

谷本多加子と万代池

関西外国語大学には、二つの万代池がある。
1945年、大阪市東住吉区に創設された「谷本英学院」が1947年に関西外国語学校となり、1953年には同市住吉区に関西外国語短期大学が開設された。校舎は万代池のほとりにあり、「万代学舎」と呼ばれた。当時制定された学歌の二番には「万代池に陽は映えて」と歌われている。
万代学舎は1984年に枚方市穂谷に移転し「穂谷学舎」となった。そのとき、問題になったのは学歌。「学歌を変えるより池をつくろう」という創設者らの発想によって穂谷学舎の万代池が生まれた。
一方、1966年に同大が枚方市の「片鉾学舎」でスタート、2002年に同市中宮東之町に移転し「中宮学舎」となったとき、こちらにも万代池がつくられた。大学の創設者・谷本多加子の銅像がその池を見下ろして立っている。