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学園草創期編

学園草創期編

学園草創期編では、各大学の草創期に想いを馳せてみましょう。創立者の偉大な意志、建学の精神に至るまでの想いのほかに、知る機会の少ないエピソードを募りました。創立者の横顔から、今ある大学の横顔を連ねてみると、これまで知らなかった学び舎の奥深さが見えてくるかもしれません。

北陸学院大学

メリー・ヘッセルと鐘

【メリー・ヘッセル】
 (学)北陸学院は1885年、金沢女学校としてスタートした。
 当時は、女子の学校は小学校教員養成の師範学校しかなく、女性の地位向上は考えられていない。そんな時代に、石川県中学師範学校の英語教師だったトマス・ウィン宣教師は、日本での女子教育の重要性を強く意識し、アメリカから女性宣教師を招聘。
 こうして来日したのが、創設者であるメリー・K・ヘッセル女史である。彼女を中心に、金沢でキリスト教の精神に基づく女子教育が始まった。それ以来、同学では120年以上にわたってキリスト教教育に基づく教育方針を掲げ実践している。

 【鐘】
 1885年9月9日午後3時過ぎ。開校式で鳴らされた鐘は、現在も北陸学院大学ヘッセル記念図書館に健在で、学院創立125周年に向けた新時代を見つめ続けている。
 同大は、「人をつくる大学」として人間教育を守り続けている。