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学園草創期編

学園草創期編

学園草創期編では、各大学の草創期に想いを馳せてみましょう。創立者の偉大な意志、建学の精神に至るまでの想いのほかに、知る機会の少ないエピソードを募りました。創立者の横顔から、今ある大学の横顔を連ねてみると、これまで知らなかった学び舎の奥深さが見えてくるかもしれません。

京都光華女子大学

大谷智子と「真実心」

 京都光華女子大学を擁する(学)光華女子学園は、1939年、東本願寺の故大谷智子(昭和天皇妃香淳皇后の妹君)の「仏教精神に基づく女子教育の場」をとの発願により設立された。
 爾来、同大は、み仏の心である校訓「真実心」のもと、慈愛の心、思いやりの心を教育の根幹として、豊かな人間性と広い視野をもってその時代の要請に応える女子の育成に努めてきた。
 総裁・大谷智子は、かつて「思はずも となへし御名にすくはるる 身の幸いをおもふ このごろ」という歌を詠み、学園に贈った。
 1990年の学園創立50周年に際し、女子専門学校に始まる同大の同窓会が、高校・中学校の同窓会とともに、母校の発展と総裁の建学の想いを次代に伝えたいと願い、翌1991年、総裁の筆によるこの歌を歌碑に刻み、記念講堂の南面の庭園に寄贈した。
 以来20年、同大の在学生は、行事の度にこの歌を見つめ、真実心の教えを胸に、学んでいる。