加盟大学専用サイト

キャンパス万華鏡

学園草創期編

学園草創期編

学園草創期編では、各大学の草創期に想いを馳せてみましょう。創立者の偉大な意志、建学の精神に至るまでの想いのほかに、知る機会の少ないエピソードを募りました。創立者の横顔から、今ある大学の横顔を連ねてみると、これまで知らなかった学び舎の奥深さが見えてくるかもしれません。

東京工科大学

片柳 鴻とロマンあるキャンパス

 学校法人片柳学園(東京工科大学)の理事長、片柳 鴻が大学設立計画を開始したのは昭和47年のこと。キャンパス設計にあたっては、高度化する情報化社会における技術革新や国際化が叫ばれる中、学園創立以来掲げてきた「理想的教育は理想的環境にあり」という理念に基づき、時代に応える教育にふさわしい環境を整えるべく様々な工夫を凝らした。たとえば、都市ガスを利用した発電装置による省エネルギーシステムや高度な情報通信機能、自動制御システムなどを導入。また、建築面においてもアメリカやヨーロッパ諸国の近代的キャンパスを数多く視察するなど、理想的な環境を整えるために奔走した。加えて、緑豊かなキャンパス内の随所に彫刻などの芸術作品を設置し、学生たちが卒業後も、誇りと愛着を持って想い起こせるロマンあるキャンパスを念頭に建設に全力を傾けた。そして、14年の長期にわたる準備期間を経て、昭和61年に東京工科大学を開学させた。