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学園草創期編

学園草創期編

学園草創期編では、各大学の草創期に想いを馳せてみましょう。創立者の偉大な意志、建学の精神に至るまでの想いのほかに、知る機会の少ないエピソードを募りました。創立者の横顔から、今ある大学の横顔を連ねてみると、これまで知らなかった学び舎の奥深さが見えてくるかもしれません。

福井工業大学

金井兼造と技術者養成

学校法人金井学園(福井工業大学)の創立者・金井兼造(前総長・学園長)は、27歳当時、戦後の復興と繁栄には技術者の養成が急務であると考えていた。そして、当時の北陸三県には電気技術者を養成する学校がなかったこともあり、昭和24年に無線やラジオの知識を教える夜間学校、北陸電気学校を創立。これが今日の学園の礎になっている。
 当時の校舎は事務所と一つの教室だけで、倉庫を改造したものだった。その後、昭和25年に認可を得て、学校教育法に認定された北陸電気学校が誕生した。夜間学校から全日学校に、そして高等教育機関に発展し、ついに昭和34年、学校法人金井学園を設立し、理事長として本格的な私学経営に乗り出した。