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令和7年6月 第3008号(06月04日)

中央教育審議会

「学士・修士一貫制度」で議論
「質向上・保証」部会 米国発の新制度も

 中央教育審議会大学分科会の「質向上・質保証システム部会」(伊藤公平部会長)の第2回会合が5月26日に開かれ、学部と大学院の連携を推進する「学士・修士5年一貫制度」について意見交換した。また、学生と大学をつなぐ新しい試みとして注目されている「アカデミック・アドバイジング」について専門家の報告を受けた。

中央教育審議会

認証評価機関5団体からヒアリング
大学分科会 新たな評価の在り方WG 「質向上・質保証」部会が初会合

 中央教育審議会大学分科会の質向上・質保証システム部会に設けられた「教育・学習の質向上に向けた新たな評価の在り方ワーキンググループ (WG)」(森朋子主査)は5月28日の第2回会合で、高等教育の5つの認証評価機関からヒアリングを実施した。現行の認証評価制度は導入から20年を経て、高等教育の質向上の観点からその再点検が求められ、WGにその作業が託されている。

科学技術・学術審議会

今後の科技人材育成方策を検討
人材委員会「政策パッケージ」策定へ

 科学技術・学術審議会の人材委員会は5月19日、第108回会合を開催し、今後の科学技術・人材政策の基本的方向性、研究者育成に関する現状・課題・今後の方向性などを議題に審議した。

中央教育審議会

教員採用・研修の在り方を検討
教員養成部会 採用は需給動向を注視

 中央教育審議会初等中等教育分科会の教員養成部会(秋田喜代美部会長)は5月23日、第150回会合を開き、教師の質を維持・向上させるための採用・研修の在り方について検討した。文部科学省から検討事項の提案と2人の委員から事例等の発表があり、それらを踏まえて意見交換した。

文部科学省

就学前教育 日本は私学が8割
諸外国の教育統計 学生納付金は仏が低額

 文部科学省は5月26日、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国の主要7カ国の教育状況を統計データで比較した2025年版「諸外国の教育統計」を公表した。学生納付金については、国により大きな差があり、アメリカの私立大学は日本の私立大学の納付金を大きく上回る状況である一方で、フランスの国立大学の学生納付金は他の主要国と比較し、極めて低額であることなどが見て取れる。

アルカディア学報

アメリカの私立カレッジの嚆矢:(その2)

 客員研究員  丸山文裕(広島大学名誉教授)

インタビュー

地域の力を学生の成長に
帝塚山学院大学
地域の共創拠点作り 文科省「経営改革支援」採択

 大阪・堺の中でも、泉北地域に立地する帝塚山学院大学(西川隆蔵学長、リベラルアーツ学部、総合心理学部、食環境学部)。2021年度には2つあったキャンパスを統合し、これに合わせて定員も削減、全学的な教学システムを再構築した。今後の新たな取り組みとして、『堺・泉北地域のウェルビーイングを叶える社会共創拠点の構築と人材育成』を打ち出した。これが文部科学省の令和6年度「少子化時代を支える新たな私立大学などの経営改革支援【メニュー1=キラリと光る教育力】」事業に採択された。この内容について、西川禎一副学長・食環境学部長・ウェルビーイング共創ハブ代表、教学センターの澤田悟センター長、森美香子企画課長に聞いた。

寄稿

地方創生と大学広報
 ~パブリックアフェアーズという視点~ (下)

大正大学地域創生学部  谷ノ内識

連載

私大の力―50―
志願者減少の一方
出身が国立逆転
「エッセンシャル」な教員

文化審議会

「琵琶湖疏水施設」を国宝に指定
文化審答申 重要文化財に「太陽の塔」

 文化審議会は、5月16日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、1件の建造物を国宝に、8件の建造物を重要文化財に新規に指定することを文部科学大臣に答申した。