文部科学省

破綻回避の実務者にヒアリング
私大在り方検討会議　「経営困難」法人の支援策重視

　文部科学省の「2040年を見据えて社会とともに歩む私立大学の在り方検討会議」（小路明善座長）の第2回会合が4月24日開かれ、廃校を余儀なくされた大学法人など「経営危機」に対処した関係者ら4人からヒアリングを実施した。会議では、大学が新学部を設置する際の審査基準を厳格化する案などについて議論を進める方針で、経営の厳しい法人への支援スキームが課題となっている。

科学技術・学術審議会

エコシステム強化方策を検討
学術分科会が今期初会合

　科学技術・学術審議会の学術分科会は4月16日、第95回会合を開いた。第13期の初会合で分科会長等の選任を行い、前期に引き続き大野英男東北大学前総長・東北大学総長特別顧問が分科会長に就いた。

就職問題懇談会

就職・採用選考活動の日程ルール遵守を
「申合せ」「企業等への要請」

　国公私立の大学、短期大学及び高等専門学校関係団体の代表者により構成される就職問題懇談会（座長＝伊藤公平慶應義塾長）は5月7日、「令和8年度大学、短期大学及び高等専門学校卒業・修了予定者に係る就職について（申合せ）」と「令和8年度大学、短期大学及び高等専門学校卒業・修了予定者に係る就職について（企業等への要請）」を公表した。「申合せ」、「企業等への要請」ともに3月21日付で発出されている。

日本私立大学協会

本年度活動計画など協議
就職キャリア委員会、学生生活指導委員会　令和７年度初会合

　就職・キャリア支援委員会　「多様化する就職・採用活動を注視」
学生生活指導研究委員会　「多様化する学生への支援を研究」

文部科学省

単位認定の大学は520校
キャリア形成支援実施状況調査　参加学生は延べ6万人

　文部科学省は、4月25日、「令和5年度大学・短期大学・高等専門学校における学生のキャリア形成支援活動の実施状況」について結果を公表した。単位認定を行う学生のキャリア形成支援活動を実施している大学（学部・大学院）は、前回調査より31校増の520校で参加学生は延べ6万282人であることが分かった。

神田外語大学

韓国テジェ大学と連携協定
未来担う若者が共に学ぶ

　神田外語大学（宮内孝久学長、千葉県美浜区）は、国際的な学びの交差点としてのキャンパスの魅力をさらに高めることを目指し、韓国の次世代型高等教育モデルを象徴する新設教育機関「テジェ大学／泰齋大学校（廉載鎬総長）」と連携協定を1月24日に締結した。

寄稿

教育研究組織における事務職員の役割
教職課程の事例をもとに

　龍谷大学　　小野勝士

インタビュー

教職協働でアセスメントを実施
帝塚山学院大学の教学マネジメント
教学センターを中心にデータ収集

　大阪・堺市南区に立地する帝塚山学院大学（西川隆蔵学長、リベラルアーツ学部、総合心理学部、食環境学部）は、2020年度に教育課程の再編、2021年度にキャンパスを統合するなど、積極的な大学改革に取り組んできた。現在では、実質的なＩＲ機能を有しつつ、全学の教学マネジメントを展開している。この組織体制と取り組みについて、西川学長、教学センターの澤田悟センター長、福西佑介企画課主査に聞いた。

寄稿

学生参画の取組み
～学生目線で情報を整理する～

　広島市立大学　　坂本規孝

寄稿

推薦書を考える
年内入試隆盛時代にいかにあるべきか

　佼成学園女子中学高等学校
　教頭・進路指導部長　　西村準吉

奈良大学

記念式典・祝賀会開く
法人創立100周年

　奈良大学や奈良大学附属高等学校、奈良大学附属幼稚園などを運営する学校法人奈良大学（浅川正美理事長、奈良市）は、4月28日、法人創立100周年を迎え、同大学で記念式典・祝賀会を開催した。官公庁、学校関係、企業、法人関係者など約500人が法人の歴史の節目を祝い、今後の発展を願った。