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研究成果等の刊行

No.57(2015.03)

「学生調査とIR」

講演者:沖 清豪、山田 礼子、杉谷 祐美子、木村 拓也、森 利枝

はじめに

私学高等教育研究所所長  中原 爽

 過日、2008年8月に「高等教育の新しい側面-IRの役割と期待」というテーマで、公開研究会が開催されました。その際、会場での議論の1つが、“IR・Institutional Research”をいかに和訳するかという問題であったことが“私学高等教育研究叢書4・2011年1月”の『高等教育におけるIRの役割』の17頁に記載されています。
 近年、大学の管理・運営のガバナンスと教学マネジメントの改善・充実が一層求められる状況下で、情報と調査に基づくIRのさらなる必要性が指摘されています。今回は2008年以降の経過を踏まえて、2013年度から私学高等教育研究所のプロジェクト編成に新たにIR部門のチームを設置しました。
 そのプロジェクト・チームの調査による「全国私立大学IR調査」の報告と新たな展開の発展性を公表する第60回の公開研究会を開催いたしました。
 このプロジェクト・チームについて、和訳範囲を越える“IR”本来の調査、情報および研究にかかわる様々な発展の可能性をプロジェクトの成果として、発表、提示されることを期待するものであります。

  1. 沖  清豪 氏(早稲田大学文学学術院教授)
    【講演】「全国私立大学IR調査結果について」 (PDF形式)
  2. 山田  礼子 氏(同志社大学社会学部教授)
    【講演】「ジェイ・サープ学生調査の新たな展開」(PDF形式)
  3. 杉谷祐美子 氏(青山学院大学教育人間科学部准教授)
    【講演】「ジェイ・サープ学生調査から何がわかるか?」(PDF形式)
  4. 木村  拓也 氏 (九州大学基幹教育院准教授)
    【講演】「ジェイ・サープ学生調査データベースの活用方法」(PDF形式)
  5. コメンテーター : 森  利枝 氏 ((独)大学評価・学位授与機構研究開発部准教授)
    【講演】「質疑・討論」(PDF形式)
  6. 木村  拓也 氏 (九州大学基幹教育院准教授)
    【コメント】「数値に何を語らせるのか?-IRの「日本化」と学生調査の「機能化」
    ~第60回公開研究会の議論から~」(PDF形式)

*** 「関連資料」部分等は割愛しました。 ***