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研究成果等の刊行

No.18(2004.01)

「新しい認証評価制度の問題点と展望」 ―大学と第三者機関はどう対応すべきか

講演者:喜多村 和之

はじめに

私学高等教育研究所主幹 喜多村 和之

 本年、平成16(2004)年4月1日から施行される学校教育法の一部改正(評価関係)により、すべての高等教育機関は、国公私立にかかわらず、自己点検・評価を行い、それを公表するとともに、文部科学大臣が認証する評価機関の評価を受けることが法令で義務づけられることになったことはすでに周知のとおりと思います。
 私学高等教育研究所では、日本私立大学協会から「私学の特性に配慮した大学評価システムの在り方」についての研究・調査を委託され、その中間まとめを平成14(2002)年11月に開催した第14回公開研究会で発表しました。同協会では、この中間まとめをたたき台として、現在、具体化するための検討が進められているところであります。また、大学評価・学位授与機構、大学基準協会、短期大学基準協会でも来年度以降の実施へ向けて、評価内容、実施体制について検討が進められているようです。
 そこで平成15(2003)年7月7日の公開研究会では、「認証評価制度と第三者評価機関」をテーマに、その問題点、実施体制への課題等について発表をし、広く討論していただくことといたしました。喫緊の課題でもあり、250名をこえる参加者を得て、各方面からの活発な討論が行われました。新年度からの評価の実施に向け、参考にしていただければ幸甚であります。

  1. 喜多村 和之
    【問題提起要旨】政官の論理VS大学の論理―認証評価制度に試行・実験の期間を(HTML形式)
    【講演】「新しい認証評価制度の問題点と展望―大学と第三者機関はどう対応すべきか」(PDF形式)
    【質疑応答】(PDF形式)
  2. 島 一則
    【まとめ】新しい認証評価制度の 問題点と展望―第19回公開研究会の講演から(HTML形式)

*** 「関連資料」部分等は割愛しました。 ***