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令和7年9月 第3019号(09月03日)
文部科学省
学生数は過去最多297万人
学校基本調査 女子学生の割合増加続く
文部科学省は8月27日、令和7年度の学校基本調査(速報値)を公表した。大学数は812校と前年度より1校減った。学生数は297万人で前年度より2万3千人ほど増加し、過去最多となった。そのうち、女子の占める割合が45.0%の約134万人で、前年度より1万7千人ほど増加し過去最多となっている。
大学設置・学校法人審議会
私大3校の開学認可を答申
大学設置・学校法人審議会
大学設置・学校法人審議会は8月29日、令和8年度開設予定の大学等の設置認可について、私立大学3校の開学を認めるよう文部科学大臣に答申した。
科学技術・学術政策研究所
「科学技術指標2025」公表
科学技術・学術政策研究所は8月8日、客観的・定量的データに基づいた主要国の科学技術活動の状況をとりまとめた「科学技術指標2025」を公表した。約160の指標で、日米独仏英中韓の7か国の状況を表している。
厚生労働省
出生数 33万人と最少
人口動態 令和7年上半期の概況
厚生労働省は8月29日、「人口動態統計速報(令和7年6月分)」を発表し、令和7年上半期(1月~6月)における人口動態の概況が明らかになった。この速報値によると、出生数および婚姻数が前年同期と比較して減少しており、人口の自然減少幅はさらに拡大している。
中央教育審議会
教職課程の在り方検討
中教審教員養成部会 論点整理で方向性定める
中央教育審議会初等中等教育分科会の教員養成部会(秋田喜代美部会長)は9月1日、第154回会合を開いた。同部会はこれまで①社会の変化や学習指導要領の改訂等も見据えた教職課程の在り方②教師の質を維持・向上させるための教師の質を維持・向上させるための採用・研修の在り方③多様な専門性や背景を有する社会人等が教職へ参入しやすくなるような制度の在り方―について検討してきた。教師人材の質向上と入職経路の拡幅を推進し、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速することが必要として、3つの検討事項より方策を導き出す議論の方向性などをまとめた論点整理案が提示された。
中央教育審議会
「段階別・分野別」評価導入も
「質向上・質保証」部会 WGとの「議論整理」で
中央教育審議会大学分科会の「質向上・質保証システム部会」(伊藤公平部会長)の第4回会合が8月21日開かれ、現行の認証評価制度の見直しを進めている同部会内のワーキンググループ(WG)から、これまでに整理された議論内容の報告を受けた。このなかには「段階別評価」や「分野別評価」の導入も盛り込まれており、この日の部会内での意見交換を踏まえてWGとして、さらに議論を詰めることになった。
文部科学省
小中学校の在学者数は「過去最少」
学校基本調査 女性教員比率は中学で過去最高
文部科学省は8月27日に、令和7年度の学校基本調査の速報値を公表した。調査によると、小学校および中学校の在学者数が前年度の過去最少記録をさらに更新した。一方で、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校、幼保連携型認定こども園の在学者数は、それぞれ過去最多であった。
寄稿
社会保障論から見た大学生奨学金 (下)
嘉悦大学 和泉徹彦
インタビュー
実践力と人間性を養う
神戸学院大学
全学部横断プログラム スポーツと英語教育
神戸学院大学(備酒伸彦学長)では、学生の多様な学びと社会貢献への意欲に応えるため、全10学部を横断する革新的な教育プログラムを推進している。とりわけ、「スポーツサイエンス・ユニット(スポサイ)」と「神戸学院カレッジ(英語教育プログラム)」は、それぞれの専門性を活かしながら、現代社会が求める実践的な能力と豊かな人間性の育成を目指している。両プログラムの担当教員である共通教育センターの平井愛教授(カレッジ担当)と上谷聡子准教授(スポサイ担当)に話を聞いた。
寄稿
大学行政管理学会地区別研究会への期待
地方と都市部の大学の新しい関係に向けて
大学行政管理学会 第15期会長
杉原 明
連載
私大の力 ―52―
農学、デジタルと結ばれる
学部新設・再編が急増 3000億円基金が刺激に
スポーツ庁
大学スポーツ振興へ
スポーツ庁
構想会議提言 統括部局の設置が重要
スポーツ庁の「大学スポーツ構想会議」は8月8日、これまでの議論を踏まえ、大学スポーツの振興に関する提言をまとめ、公表した。提言では、各大学においてスポーツ分野を一体的に行う統括部局の設置が重要との認識を示している。