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令和7年7月 第3015号(07月23日)

日本私立大学協会

高等教育政策を協議
私大協常務理事会
私学助成の最新動向など

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は7月11日、第536回常務理事会をオンラインと対面の併用形式で開催した。協議事項では、今後の高等教育の在り方について、文部科学省の担当官から説明を受けて意見交換したほか、令和8年度私立大学関係政府予算要望ならびに私立大学関係税制改正要望について協議した。

中央教育審議会

特別部会の下にWG設置
初中分科会 第134回教育課程部会開く

 中央教育審議会初等中等教育分科会の教育課程部会は7月9日、第134回会合を開催した。学習指導要領改訂に向けた新たな検討体制案が提示され、次期学習指導要領の基本的な方向性を検討している教育課程企画特別部会の下に、総則・評価特別部会と各教科などのワーキンググループ(WG)を設置することを了承した。

中央教育審議会

「生成AIの活用」課題を論議
「質向上・質保証」部会 ミネルバ大の取り組みも

 中央教育審議会大学分科会の「質向上・質保証システム部会」(伊藤公平部会長)の第3回会合が7月14日開かれ、教育の現場に大きな影響を与え始めている「生成AI」について2人の専門家にヒアリングし、今後、高等教育の質向上を図るうえでの活用の在り方や課題について意見交換した。また、キャンパスをもたず世界の都市を巡ってオンライン授業を進めているアメリカのミネルバ大学の現況についても報告を受けた。

科学技術・学術審議会

AIで科学研究に革新を
科技・学術審 学術分科会が方策検討

 科学技術・学術審議会の学術分科会は、7月2日に第96回会合を開催し、各部会等から審議状況の報告を受け、我が国の研究力強化に向けた方策について審議した。

日本マイクロクレデンシャル機構設立準備委員会

学びの柔軟化、国際連携視野に
マイクロクレデンシャル機構発足へ

 7月8日、東京の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで、一般社団法人日本マイクロクレデンシャル機構設立準備委員会の発足式が行われた。国内におけるマイクロクレデンシャルの普及促進とアジア太平洋地域での国際連携を視野に入れ、同機構は今年10月の設立を目指す。

寄稿

高大接続の主体は誰か
―民間教育事業者との連携の可能性― (上)

 一般社団法人Fora代表理事
 藤村琢己

インタビュー

地域医療に貢献する人材を育成
九州医療科学大学
地域連携活動 自治体等と強固に連携

 宮崎県延岡市に位置する九州医療科学大学(池ノ上克学長‥社会福祉学部、臨床心理学部、生命医科学部、薬学部、通信教育部)は、単なる学術機関に留まらず、地域社会と深く結びつき、その発展に不可欠な存在として大きな期待を背負っている。特に、高齢化や過疎化が進む地域において、保健・医療や福祉、スポーツ健康分野で活躍する人材を育成し、地域住民の暮らしを支える重要な役割を担っていると言える。この度、地域での取り組みについて池ノ上学長、池脇信直副学長に聞いた。

寄稿

「えっ、理系もサラリーマンになれるの?」 
私達が気づいていない、高校生の進学意識

 高大共創コーディネーター  倉部史記

令和7年 私学関係者 暑中見舞い名刺交換広告            

連載

ビヨンドコロナの大学戦略―67―
リベラルアーツ教育で「地の塩」を育む
人と知が交差する教育の未来

 四国学院大学
 末吉高明学長
 香川県善通寺市にある四国学院大学(末吉高明学長、文学部、社会福祉学部、社会学部)は、1949年に米国南長老教会宣教師と日本人キリスト者によって設立された。キリスト教主義を建学の精神の根幹とし、開学当初より「地域性」と「国際性」を併せ持つ。2009年には創立60周年を迎え、ユニバーシティ・モットーとしてマタイによる福音書の一節「Vos estis sal terrae.(汝らは地の塩である)」を制定。これは、「生涯にわたり必要とする豊かな人間性の醸成」というミッションを明確にしたもの。この精神に基づき、現代社会に求められる実践的なリベラルアーツ教育を追求する。これからの同大学の方向性や教育の意義について、末吉学長に聞いた。

日本私立大学協会

一致協力して問題解決に
私大協中部支部 春季総会を開く

 日本私立大学協会(小原芳明会長)の中部支部(支部長=後藤泰之愛知工業大学理事長・学長)は、6月25日に名古屋ガーデンパレスにて、春季総会を開催した。同支部所属の加盟67大学から43大学64人が出席した。