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令和7年7月 第3013号(07月09日)
日本私立大学団体連合会
2040年見据えた人材育成へ
私大団連総会 私大の要望をとりまとめ
日本私立大学団体連合会(会長=田中愛治早稲田大学総長)は7月2日、第96回総会を対面とオンラインの併用形式で開催した。令和8年度の私立大学関係政府予算・税制改正要望案について協議し、"オール私大"としての要望とりまとめを行った。
文部科学省
大学病院の役割機能在り方を再定義
医学教育在り方検討会 第三次まとめ案を審議
文部科学省の「今後の医学教育の在り方に関する検討会」(永井良三座長)は、6月24日に第15回会合を開き、第三次取りまとめ案について審議した。取りまとめ案は、全国の大学病院が直面する危機的な経営状況を踏まえ、その役割、機能の在り方を再定義し、日本の医療提供体制の持続可能性確立を目指すものと位置付けている。
中央教育審議会
「安易な格付け」に高校側も慎重
大学分科会評価の在り方WG 英国の実践例もヒアリング
中央教育審議会大学分科会の質向上・質保証システム部会「教育・学習の質向上に向けた新たな評価の在り方ワーキンググループ(WG)」(森朋子主査)は7月3日の第4回会合で、「(大学の)評価制度を活用する側」の高等学校の2つの団体からヒアリングした。また「知の総和」答申で提起された「段階判定を伴う教育評価」を実施しているイギリスの評価制度やアメリカの制度について専門家から説明を受け、意見を交わした。
科学技術・学術審議会
セクター超えた連携を拡大
大学研究力強化部会が検討
科学技術・学術審議会は6月18日に、今期初会合となる大学研究力強化部会を開催した。3月27日より、これまでの大学研究力強化委員会を「大学研究力強化部会」に改組して、引き続き大学の研究力強化を図るため、国公私立大学の研究人材、資金、環境等に関する戦略的・総合的な施策を検討することとしている。部会長は千葉一裕東京農工大学長。
国立青少年教育振興機構
将来「理科必要ない」が5割
実体験不足が要因か
国立青少年教育振興機構は日本、米国、中国、韓国の高校生を対象に「科学への意識と学習に関する調査」の結果をとりまとめた。調査では、日本の高校生の約半数が「社会に出たら理科は必要なくなる」と考えていることが明らかになった。この認識は他国と比較して顕著に高く、日本の理学系分野への関心の低さや、体験的な学習機会の不足が浮き彫りとなっている。
アルカディア学報
鶴田和寛(九州産業大学基礎教育センター所長)
インタビュー
食のスペシャリスト、地域に貢献
柴田学園大学フードマネジメント学科 起業家育成も視野に
弘前市に立地する柴田学園大学(吉澤結子学長)は、2023年度にフードマネジメント学科(入学定員20人)を新設した。青森県の豊富な食材の新たな利活用を図り、地域産業の発展にも貢献する「食のスペシャリスト」を養成する学科であり、コロナ禍という厳しい状況下でスタートしたにも関わらず、徐々に学生が集まっているという。吉澤学長、市田淳治フードマネジメント学科長、兼平拓道同学科教授に聞いた。
寄稿
挑戦する大学広報
「教育の質向上」と「学生の成長」
こそが広報活動の原点
産業能率大学
入試企画部企画課長 渡邊道子
連載
ビヨンドコロナの大学戦略―66―
文武両道を重視した総合大学
スポーツ、防災、AI・・総合知生み出す
国士舘大学
田原淳子学長
主に世田谷を本拠地とする国士舘大学(田原淳子学長、政経学部、体育学部、理工学部、法学部、文学部、21世紀アジア学部、経営学部)は、1917年にまとめられた『國士舘設立趣旨』にある通り、日本の将来を担う、国家の柱石たるべき眞智識者「国士」を養成することを目的としており、「国士」養成のため四徳目「誠意・勤労・見識・気魄」を兼ね備える教育を目指している。「バンカラ」のイメージが強い同大学において、大学初の女性学長としてどこに大学を導くのか。今後の方向性、そして教育者としての熱い想いを田原学長に聞いた。
北陸大学
「成長力№1の教育」を実践
北陸大学50周年記念式典 これからの50年を見据え
学校法人北陸大学(小倉勤理事長、金沢市)は創立記念日の6月1日、同大太陽が丘キャンパス松雲記念講堂において、創立50周年記念式典を開催し、来賓、企業、大学関係者、同窓会、保護者会、在学生代表ほか約450人が参列した。