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令和7年5月 第3004号(05月07日)
中央教育審議会
「質向上・質保証」部会で政策具体化へ
大学分科会 「知の総和答申」受け審議
中央教育審議会大学分科会は4月23日、第13期の初会合(通算第183回)を開いた〓写真。分科会長に吉岡知哉日本学生支援機構理事長を選任。今期の課題として「知の総和答申」を受けた高等教育機関の規模の適正化とともに「学びの質を高める教育内容・方法の改善」を掲げ、「質向上・質保証システム部会」を設けて議論を深めることになった。
中央教育審議会
認証評価や出口保証など5論点
大学分科会 「質向上・質保証」部会が初会合
中央教育審議会大学分科会の「質向上・質保証システム部会」の第1回会合が4月24日開かれ、伊藤公平慶應義塾長が部会長に就任した。部会での主な論点として、「認証評価制度の見直し、それに伴う情報公表の内容・方法の改善」「学士・修士5年一貫教育制度の在り方」「通信教育設置基準の見直し」「学生が主体的・自律的に学修するための環境構築の促進」「『出口における質保証』の促進」の5つを掲げ、審議入りした。
日本私立大学協会
本年度活動計画など協議
事務研究委員会、経理研究委員会 令和7年度初会合
大学事務研究委員会 「ガバナンス機能強化に対応」
大学経理財務研究委員会 「学校法人会計基準改正に対応」
日本私立大学協会
事業計画実施要領を了承
私大協理事会
来年度政府予算税制改正要望を協議
日本私立大学協会(小原芳明会長)は4月25日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で、対面とオンラインによる併用形式にて、第751回理事会を開催した。議事では、同協会の令和7年度事業計画実施要領や、令和8年度私立大学関係政府予算要求の基本方針と私学関係税制改善の推進対策等について協議した。
文部科学省
海外への留学者数は9万人
文科省調査結果 人文科学分野が半数占める
文部科学省は、4月30日に「日本人学生留学状況調査」と「外国人留学生の在籍状況」について結果を公表した。日本人留学者数は、コロナによる入国制限が緩和されはじめて以降、大幅に回復し、2023年度は前年度比53・3%の増加で約9万人に回復していることが明らかになった。
朝日大学
県内初の救急救命学科を新設
朝日大学 開設記念式典を開催
朝日大学(大友克之学長、岐阜県瑞穂市)の保健医療学部に、新たに救急救命士を養成する救急救命学科が新設された。開設を記念して、「保健医療学部救急救命学科開設記念式典・記念講演・祝賀会」が4月5日に開催された。官公、団体、消防、病院、大学、高校、企業等の来賓150人、学内関係者を含む約400人が出席した。
春の叙勲・褒章
アルカディア学報
客員研究員 合田隆史(一般社団法人文教夢倶楽部代表理事)
インタビュー
学力の維持・向上を図る
北翔大学の入学前教育 学生を孤立させない
北海道江別市に立地する北翔大学(山谷敬三郎学長、生涯スポーツ学部、教育文化学部、短期大学部)では、2003年より入学前教育を展開していた。3つのコースがあり、特に事前に登校するプログラムは、入学後のスムーズな学生生活にもつながり有効に機能していた。コロナ禍で中断しているが、速やかに再開したいと述べる学習支援オフィス長の新川貴紀准教授に聞いた。
寄稿
「大学職員の大学院での学び」の現在地
ウニベルシタス研究所客員研究員
明星大学学宛・大学事務局 安田誠一
連載
私大の力―49―
トランプ強硬策
留学生にも影響
「パスポート離れ」加速か
スポーツ庁・経済産業省
スポーツ市場を15兆円規模に
スポーツ未来開拓会議が報告書とりまとめ
スポーツ庁と経済産業省は4月30日、両省庁が立ち上げた「第二期スポーツ未来開拓会議」(座長〓間野義之びわこ成蹊スポーツ大学学長)が、2030年以降も見据えたスポーツの更なる産業成長化に向けた具体的な方策を報告書にとりまとめたと発表した。