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令和7年4月 第3000号(04月02日)
3000号 記念特集
21世紀「私大躍進」を旗印に!
激動期の使命、課題への挑戦
本紙3000号の歴史つづる
私大協80年へ 「結束」かたく
本紙(教育学術新聞)は本日付で創刊から3000号となった。日本私立大学協会の機関紙として「私学振興」を柱に文教行政に迫る提言をし、大学教育のあるべき姿を訴えつづけてきたが、21世紀の私立大を取り巻く環境は、日本経済の低迷や急速な少子化によって急速に厳しさを増している。折しも中央教育審議会が「大学の再編・統合」を答申するという節目にあって、「私学振興の先導役、旗持(はたもち)」を自負する本紙の役割と使命がさらに重要になる。この20年間、編集兼発行人の重責を担う私大協常務理事・事務局長、小出秀文の所感(インタビュー)を中心に歴史を振り返り、今後を展望する。
あいさつ
私立大学の特色ある教育・研究に寄与
教育学術新聞代表 小原芳明(日本私立大学協会会長)
特集
民主的で文化的な国家めざして
専門新聞として果たしてきた役割
科学技術、私学振興で国を発展
教育者・研究者の意見を世論・文教政策に
祝辞
教育・文化のオピニオンリーダーとしての飛躍を
公益社団法人日本専門新聞協会理事長 入澤亨
キャンパス万華鏡
名物企画「キャンパス万華鏡」の誕生
「キャンパス万華鏡」は当初、「大学には普段は人目に触れない貴重な資料等が保存されている」「こんな意外なものが、この大学に眠っていたなんて」といった、いわゆる「お宝」発掘でもって私立大学の「横顔」を紹介していこうという意図で始められた。写真で見せることを主として、紙面に各大学の多彩な「横顔」が集まると、さながら万華鏡のごとくその多様性を象徴するものとなった。これまで「大学のお宝」「創設者とそのゆかりあるもの」「自慢の卒業生」「地域貢献の様子」「大学がつくったお酒」「開発した商品」「学食」「名物・伝統行事」「ユニークなコンテスト」「グローバル人材育成」「ベストティーチャー」「災害ボランティア」「キャンパス内の名所」...と、数々のテーマを設定し、私大協加盟大学から多くの写真が寄せられた。キャンパス万華鏡は2009年に始まり、不定期に特集しながら16年経ったいまでも続いている本紙の名物企画となった。
特集
温故知新 時代読む論説展開
機関紙として主張すべきことは
「私学振興」へのパラダイムシフト
「風」をおこし「灯」に勢いを
アルカディアの風
特集
「私大協はどう考え、行動したか」
グローバル化と「個性輝く大学」
新春座談会にみる21世紀
本紙(教育学術新聞)の毎年元日の紙面は「新春座談会」が中心になる。今年のテーマは「少子化を乗り越える高等教育の未来」としたが、年ごとの課題に日本私立大学協会がどう取り組んできたか。その苦闘は〈別表〉の座談会のテーマによって知ることができる。いま私立大の課題は山積し、予測困難さがつのるなかで、「日本私立大学協会の機関紙」の21世紀の歩みを振り返り、さらなる発展を期したい。(平山一城)