加盟大学専用サイト

バックナンバー

令和7年3月 第2997号(03月05日)

日本私立大学協会

来年度事業計画・予算案を協議
私大協理事会 春季総会運営方針を検討

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は2月28日、第749回理事会をオンラインと対面の併用形式で開催した=写真。議事では、同協会の令和7年度事業計画案と予算案を協議のうえ了承した。また、同協会第162回総会(春季)における主な協議事項等とその運営方針等を検討した。

大学改革支援・学位授与機構

成長分野見据え大学の学部再編を促進
文科省事業 理系転換拡充による人材育成機能強化会議

 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構(服部泰直機構長)は、東京・一ツ橋の学術総合センター一橋講堂において、令和6年度の大学等の理系転換・拡充による人材育成機能強化会議を開催した。同会議は昨年度に引き続き2度目の開催で、文部科学省の大学・高専機能強化支援事業のうち、「支援1=学部再編等による特定成長分野への転換等に係る支援」に選定された大学を対象に、意見交換や情報交換の機会を設け、大学相互の連携等の促進を図ることを目的としている。

アルカディアの灯

入学定員削減は全大学の課題

 学校法人日本福祉大学理事長
 丸山 悟

日本学生支援機構

ピア・サポート実施大学は5割
学生支援調査 学生相談の独自組織は86%

 日本学生支援機構(JASSO)は、1月31日に、「大学等における学生支援の取組状況に関する調査(2023年度)」の結果を公表した。ピアサポート制度を実施している大学は、5割、また学生相談に対応する独自の組織を設置している大学は8割超えであることが分かった。

アルカディア学報

大学のキャリア形成支援を取り巻く
変化と新たな価値提供の取組み

 住田曉弘(東京都市大学学生支援部部長)

特集

キャンパス万華鏡 写真が語る大学の横顔

 自慢のミュージアム、大学主催のコンテスト、大学の伝統行事

インタビュー

強み活かして地域に貢献
エリザベト音楽大学
地域連携活動 アジア諸国でも演奏

 広島市に立地するエリザベト音楽大学(川野祐二学長、音楽学部)は、入学定員50人の小規模私立大学である。カトリック・イエズス会の教育方針に基づき、音楽を通して地域社会および国際社会、とくにアジア地域、インドネシアや東ティモールといった国々にも奉仕・貢献活動をしている。川野学長に同大学の地域連携活動を聞いた。

寄稿

看護分野におけるFD活動の新たな展開
―教育力向上を通じた看護教員、看護師、そして医療への貢献―

 四国大学  大串晃弘

鼎談

大学の情報基盤を強化する
大学の質保証につなげる

 5年前から始まった新型コロナウイルス禍の爪痕はまだ残っているが、一方、世界中でICT化が進む事態にもなった。大学も同様で、リアルタイム/オンデマンド授業や大学経営のICT化が一気に進んだといえる。しかし、こと日本の大学の情報基盤を見れば、まだまだ後進であり情報技術を利用した教育は進んでいない。特に政府のGIGAスクール構想により、1人1台の端末を持ち、科目「情報1」が必修化、共通テストに加わった。この流れを受けて、人文系の大学でもBYODは必須になっており、その導入が急がれる。このたびは、GIGA第1世代とも呼べる学生の入学を前に大学の情報基盤の強化について、嘉悦大学(東京都)の岡本潤情報メディアセンター長・教授、北陸大学(石川県)の田尻慎太郎学長補佐(情報・IR担当)・教授、叡啓大学(広島県・公立)の土本康生叡啓学術情報センター長・准教授に鼎談してもらった。