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令和6年3月 第2956号(03月06日)

中央教育審議会

「地方大の閉学」回避策は
大学分科会 「在り方」部会 焦点絞り議論

 中央教育審議会大学分科会の「高等教育の在り方に関する特別部会」は2月27日、3回目の会合を開いた。前回に引き続き、2人の委員に発表を求め、それを受けて「社会人・留学生の受け入れ」「都市部と地域」の2点に焦点を当て、それぞれの考え方について意見交換した。人口減少のなか、とくに過疎化の進む地方の大学では、課題となる「社会人や留学生の受け入れ」の態勢も整っておらず、自治体や地元産業界を巻き込んだ地域全体での取り組みが急務であることを浮き彫りにした。

日本私立大学協会

来年度事業計画・予算案を協議
理事会 春季総会運営方針を検討

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は2月22日、第739回理事会を対面とオンラインの併用形式で開催した。議事では、同協会の令和6年度事業計画案と予算案を協議のうえ了承した。また、4年ぶりに対面で開催する同協会第160回総会(春季)における主な協議事項等とその運営方針等を検討した。

日本私立大学協会

大学設置基準・第三者評価について国際比較
私高研公開研究会 諸外国の動向を報告

 日本私立大学協会(小原芳明会長)の附置私学高等教育研究所は2月8日、オンラインで第80回公開研究会を開催した。テーマは「日本の大学設置認可・定員管理・質保証は転換期を乗り切れるか~国際比較から考える~」。比較可能な諸外国の大学設置基準と第三者評価の関係を調査した国際比較研究について報告し、日本固有の公的質保証システムの課題や将来への課題を探った。

中央教育審議会

奨学金支援の在り方を審議
教員養成部会 優れた教師人材確保へ

 中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会(秋田喜代美部会長)の第140回会合が2月20日に開催された。今回は、優れた教師人材の確保に向けた奨学金支援の在り方を審議するとともに、令和6年度予算案「地域教師希望枠を活用とした教員養成大学・学部の機能強化」が報告された。

全国大学生活協同組合連合会

学生生活充実度は過去最高90.2%
全国大学生協連学生生活実態調査 奨学金返還の不安は7割

 全国大学生活協同組合連合会は、3月4日、昨年秋に実施した「学生生活実態調査」の結果を公表した。学生生活の充実度は、90.2%と前年から2.7ポイント上昇し、83年以降過去最高の結果であった。

アルカディア学報

公開研究会
「寄附行為変更上のポイント」

 研究員  山崎慎一(桜美林大学准教授)

インタビュー

3つの科目群で学生を地域に
四国大学の地域教育  県の制度とも連動

 徳島市の四国大学(松重和美学長)では、2014年度から地域活動をベースとした教育内容や教育手法を一新する「四国大学地域教育プログラム」を進めている。どのような仕組みでどのように取り組んでいるのか、安永潔総務・企画部社会連携推進課長と中岡素子全学共通教育センター副センター長に聞いた。

連載

中小規模私大のDS教育
②北海道医療大学
MDASH医療系大学の数理・データサイエンス・AIプログラム

連載

ビヨンドコロナの大学戦略-50-
英語・起業・AI...学びの機会を用意
地域の未来見据え半導体にも対応

 崇城大学
 小野長門学長

 熊本市に立地する崇城大学(小野長門学長、工学部、情報学部、生物生命学部、芸術学部、薬学部)は、これまで地域において先進的な取り組みを行ってきた。それらが功を奏して、台湾の新しい半導体工場TSMCに人材を輩出してもいる。第3期中長期計画には「ポストAI時代」を謳い、地域の更なる先を見据える。小野学長に聞いた。

インタビュー

教員の自動追尾・録画システムを構築
北海道科学大学のユニバーサルデザイン授業
一般学生の理解も促す

 札幌市に立地する北海道科学大学(川上敬学長)工学部都市環境学科では、専門必修科目「測量学Ⅰ」および「測量学Ⅱ」において、ユニバーサルデザインな授業を行っている。