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令和5年5月 第2925号(05月24日)

中央教育審議会

「急速な少子化」対応を審議
第12期大学分科会がスタート

 中央教育審議会の大学分科会は5月17日、第12期の初会合(通算173回)を開き、委員の互選で永田恭介筑波大学長を前期に引き続き、分科会長に選任した。その上で、12期に集中して審議する事項として、「急速な少子化の進行を踏まえた今後の高等教育の在り方」を掲げ、「全体の適正規模を視野に入れた地域における質の高い高等教育へのアクセス確保の在り方や、国公私の設置者別の役割分担の在り方」などについて、一定の方向性を打ち出すべく審議を進めることで合意した。

中央教育審議会

「働き方改革」更なる環境整備を
総会 「質高い教師の確保」を諮問

 中央教育審議会(荒瀬克己会長)は5月22日、第136回総会をハイブリッド会議形式で開催した。永岡桂子文部科学大臣より、「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について諮問され、中教審ではそれを受けて教師の働き方改革や処遇改善、学校の指導・運営体制の充実などを議論していくこととした。

文部科学省

私大「合理的配慮提供」どうする
障害学生の修学支援検討会

 文部科学省は5月18日、障害のある学生の修学支援に関する検討会の第1回会合をオンラインで開催した。

日本私立大学協会

教育未来創造会議第二次提言を議論
常務理事会 来年度政府予算・税制改正要望内容を協議

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は5月12日、第524回常務理事会をオンラインと対面の併用形式で開催した。議事では、教育未来創造会議第二次提言「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ〈J―MIRAI〉」、同協会の令和6年度私立大学関係政府予算・税制改正要望内容、文部科学省の地域中核・特色ある研究大学強化促進事業を議題に協議した。 

日本私立大学協会

大学教育の諸課題に取り組む
大学教務研究委員会

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は5月10日、本年度第1回(通算第340回)の大学教務研究委員会(担当理事=後藤泰之愛知工業大学理事長・学長、委員長=安井利一明海大学理事・名誉教授)を対面とオンラインの併用形式で開催した。

文部科学省

94.9%の高校で政治的リテラシーを教育
主権者教育実施状況  関係機関との連携も

 文部科学省は、5月19日に令和4年度「主権者教育(政治的教養の教育)の実施状況調査」について結果を公表した。調査によると、高校3年間で主権者教育の指導を「実施した」学校は、1306校中1239校(94.9%)であった。

中央教育審議会

教科に関する専門的事項を検討
初中分科会 教員養成部会専門委

 中央教育審議会は、5月12日に、初等中等教育分科会教員養成部会教科に関する専門的事項に関する検討委員会(森田真樹主査)の第1回会合を開催した。

寄稿

立場を異にする者同士の学びの場の創出
参加のための調査活動と、学際と世間を結ぶサロン

 帝塚山大学  谷美奈

インタビュー

工学系で後から専門を決める(レイトスペシャライゼーション)
新潟工科大の1学科4学系制 地元企業のニーズにも対応

 柏崎市に立地する新潟工科大学(田邊裕治学長、工学部)は、2015年から「学系制」を置いている。これは「学科」よりは緩やかな専門の括りであり、2年次から専門コースに入る「レイトスペシャライゼーション」の一環でもある。2022年からは2年次からコースを選択するように制度を変更した。これら教育の仕組みについて大川秀雄学長、門脇基二副学長、村上肇教務学生委員会委員長に聞いた。(*3氏とも任期は2023年3月まで。本稿では取材時の肩書で記す)

寄稿

IRを活かした大学経営
日本IR協会の活動 (終)
日本におけるIRの概要と人材育成

 東京工業大学  森雅生 

連載

ビヨンドコロナの大学戦略-37-
地域で活躍できる人材を育成
「駿大社会人基礎力」で自立促す

 駿河台大学
 大森一宏学長 

 埼玉県西部の飯能市に立地する駿河台大学(大森一宏学長、法学部、経済経営学部、メディア情報学部、スポーツ科学部、心理学部)は、志願者が落ち込んだ2010年前半にグランドデザイン(中期計画)を作成。現在も厳しく評価をしながら改善活動を行い、現在は定員を充足している。教育にこそ力を入れたいと述べる大森学長に聞いた。

経済産業省

コロナ禍で事業変更なし最多
大学発ベンチャー調査 私大も健闘

 経済産業省では「令和4年度大学発ベンチャー実態等調査」の結果を取りまとめた。2022年10月時点の大学発ベンチャー数は3782社と、2021年度から477社増加し、企業数及び増加数ともに過去最多となった。

神奈川大学

みなとみらいキャンパスの開設で式典
コロナ影響で2年越しの開催

 神奈川大学(小熊誠学長、神奈川県横浜市)は、5月13日(土)に創立95周年みなとみらいキャンパス開設記念式典を挙行した。当日は近隣自治体・大学関係者など約100人が列席し、横浜市西区のみなとみらいキャンパスにて挙行された。