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令和3年12月 第2865号(12月15日)

文部科学省

私学側から反対意見
学外者の評議員会に決定権
学校法人ガバナンス改革 報告書
今後の法案作成に焦点

 私立学校の経営統治の在り方を議論してきた文部科学省の「学校法人ガバナンス改革会議」(増田宏一座長)は12月3日、最終報告書をまとめた。報告書は8日に公表され、13日に増田座長らが末松信介文部科学大臣に手渡した。学外者のみで構成する「評議員会」に役員の選任・解任権限を与え、私学経営への監督機能を強化しようとするもので、理事長や理事らの専横を抑制する狙いがある。文科省は、これを受けて私立学校法の改正案を作成する予定だが、私学側が強く反発し、自民党内にも反対意見が根強いことから、法案に報告書がどこまで反映されるかは不透明だ。

日本私立大学協会

ガバナンス改革に多くの関心
私高研 全私大に現況調査

 日本私立大学協会附置私学高等教育研究所は10月6日から11月2日の間、「私立大学のガバナンスに関する現況調査」を実施し、このたび集計結果の速報版をまとめた。

科学技術・学術審議会

総合政策で大学の研究振興
大学研究力強化委員会 初会合

 科学技術・学術審議会は12月1日、あらたに「大学研究力強化委員会」を設置し、オンラインで初会合を開催した。

日本私立大学協会

Society5.0の高等教育へ
私大協 私立大学教育研究充実協議会
DX対応など展望

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は11月30日、オンラインで令和3年度(通算第2回)「私立大学教育研究充実協議会」を開催した。このたびはメインテーマを「Society5.0時代の高等教育」と定め、同協会私立大学基本問題研究委員会(担当理事=黒田壽二金沢工業大学学園長・総長)の教育研究充実部会(部会長=小林弘祐北里大学理事長)が準備を進めてきた。協議会には205大学、286人が参加した。

中央教育審議会

地域社会と連携し、交通安全、防災を
第3次学校安全計画 実行的な取組を目指す

 中央教育審議会初等中等教育分科会(分科会長=荒瀬克己独立行政法人教職員支援機構理事長)は12月1日、第133回会議をオンラインで開催し、「第3次学校安全の推進に関する計画の策定について」(答申素案)や、「令和の日本型学校教育」の実現に向けた取組の説明が行われた。

学校法人甲南女子学園

「輝く力、輝かせる力。」を備えた女性に
創立100周年記念式典を開催

 学校法人甲南女子学園(中内仁理事長)は、11月20日、学園創立100周年記念式典を開催した。

近畿大学工業高等専門学校

地域に軸足置き、工学教育を
近大高専 名張移転10周年記念式典

 近畿大学工業高等専門学校(村田圭治校長)は11月13日、現在同校が所在する名張市へ移転し10年を迎えることと、創立60周年を記念して式典を開催した。式典の様子はオンデマンドで配信された。

アルカディア学報

多様なガバナンスの実情
「私立大学のガバナンスに関する研究調査」結果より

主幹 西井泰彦/坂下景子

インタビュー

きめ細かな学生サポート
鎌倉女子大のコロナ対応 全員参加の学園祭で一体感

 鎌倉女子大学(福井一光学長、家政学部、児童学部、教育学部、短期大学部)は、コロナ禍において、女子大学らしいきめの細かい支援で、在宅中の学生たちのつながり続ける工夫をした。中でも、全員参加の学園祭は目を見張る取り組みである。松田広則教務部長、大石美佳学生センター長に話を聞いた。

寄稿

学習させる「仕掛け」
アセスメントと学習方法の整合性

 京都情報大学院大学 土持ゲーリー法一

連載

ビヨンドコロナの大学戦略-17-
国際と情報、地域ニーズとらえる
"つなぐ つなげる つながる"
新潟国際情報大学
野崎茂学長

 新潟市西区に立地する新潟国際情報大学(野崎茂学長、国際学部、経営情報学部)は、新潟の若者を育成するために誕生した大学で、特に留学や語学教育が人気プログラムであるが、このコロナ禍ではいくつか中止となった。しかし定員充足率は高止まりである。この秘訣や今後の大学の在り方について、野崎学長に聞いた。