日本私立大学協会・附置私学高等教育研究所では、原則として隔月毎に私学会館等にて公開研究会を開催しています。
公開研究会では、研究所の瀧澤博三主幹をはじめとする研究員の方々の研究・調査企画、実施及び成果が発表され、活発な議論が行われています。
近日開催の研究会
第45回 公 開 研 究 会
日 時
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平成22(2010)年7月13日(火) 18:00〜20:00
場 所
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私学会館(アルカディア市ヶ谷) 6階「阿蘇の間」
【住 所】東京都千代田区九段北4-2-25 【電 話】03-3261-9921
【交 通】JR中央線、地下鉄有楽町線・南北線、都営新宿線 各「市ヶ谷駅」下車2分
【U R L】http://www.arcadia-jp.org/top.htm
概 要
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国立大学法人化の意味を考える
今回の公開研究会は国立大学法人の問題をテーマに取り上げることとし、 大学政策の研究で優れた業績を挙げられ、国立大学法人の研究を続けてこられた大ア 仁 氏(IDE大学協会副会長)にご講演を願うこととしました。
国立大学は法人に移行してから最初の中期目標期間が昨年度で終了し、既に昨年3月には国立大学法人評価委員会によって、中期計画は順調に実施されてきているとの評価が行われたところです。一方文部科学省では、
今年1月から「国立大学法人の在り方に係る検証」を始めており、最近発表されたその「中間まとめ案」でも概ね肯定的に評価され、管理運営面や教育研究、社会貢献の面でも一定の成果を収めつつあるとされています。
しかし、これらの評価はいずれも問題を国立大学法人の中に限っており、国・公・私を含めた高等教育全体の在り方は充分視野に入っていません。国立大学の設置形態をどうするかは、単に国立大学のみの問題ではなく、
高等教育全体の構造の在り方に関わることであり、本来高等教育のグランドデザインと言うべき大きな視点からの検討が求められているはずです。今日までそのような検討は充分になされず、国・公・私の役割分担の在り方、公費支援の国私格差などの課題も残されたままで、国立大学が法人化に伴い戦略的な経営の姿勢を強めつつあることに疑念を抱く向きは少なくないと思います。
文部科学省の「検証」では、今後幅広い意見交換等を経て、この夏を目途に「中間まとめ」を公表する予定のようです。この機会に、国立大学の法人化が持つ意味を改めて確認し、私学の視点からも、国立大学法人化の問題点を考えてみたいと思います。
ご関心をお持ちの方々多数のご参加をお待ちしています。
※入場無料
【日 程】 | ||
講 演 | 「国立大学法人化の意味」 | |
大ア 仁 氏 (IDE大学協会 副会長) | ||
質疑応答 | ||
司 会 | 瀧澤 博三 (私学高等教育研究所主幹) |
お申し込み
参加ご希望の方は、氏名(ふりがな)・所属機関をご記入の上、下記研究所まで、FAXまたはメールにてお申込みください。 | ||
【申込先】 | FAX:03-5211-5224 E-mail:info@riihe.jp 私学高等教育研究所 担当:川又香奈子 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-11 第2星光ビル 2階 |
過去に開催された研究会
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