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教育学術オンライン

平成24年4月 第2480号(4月25日)

中教審
 大学分科会
 高等教育改革の関連施策など審議
 “私学の役割”への理解求める意見相次ぐ
 大学教育部会の「審議まとめ」ほか  「教員の資質能力」「高校教育の課題」など

 中央教育審議会の大学分科会(安西祐一郎分科会長)は去る4月20日、文科省内の会議室で第104回会合を開き、国家戦略会議で民間議員からの私学助成関連の提案があったことに対し、日本私立学校振興・共済事業団(以下、私学事業団)の河田悌一理事長が「私学助成の仕組みと交付状況」を説明するとともに、各委員から“私学の果たしている役割”等の意見発表があった。そのほか、教員の資質能力向上特別部会の審議状況、さらに、大学教育部会の審議まとめ「予測困難な時代において生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ」に関わる審議が行われた。

 
[日本私立大学団体連合会]

教員の資質能力向上の基本制度WG報告への対応協議
 第1回教員養成問題小委を開催

 日本私立大学団体連合会(清家 篤会長)では、去る4月19日に平成24年度第1回教員養成問題に関する小委員会(主査=白井克彦早稲田大学学事顧問)を開催し、中央教育審議会の「教員の資質能力向上特別部会」で審議されている「基本制度ワーキンググループ報告」(別掲)への対応について協議した。
 
[基本制度ワーキンググループ報告]

教員養成の修士レベル化
 「一般免許状」「基礎免許状」「専門免許状」など創設
 教員の資質能力向上「基本制度WG」報告

 教職生活全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について、専門的な調査審議を行っている基本制度ワーキンググループ(座長=横須賀薫十文字学園女子大学学長)が、親部会の「教員の資質能力向上特別部会」に審議経過を取りまとめて報告している。
 
[中央教育審議会]

高等学校の質保証など審議
 初等中等教育分科会高等学校教育部会

 高等教育の質の向上を目指した大学教育改革の一環として、高等学校教育と高等教育との接続が重要視されている。
 
[学校法人常葉学園]

平成25年「常葉大学」誕生
 常葉学園3大学が統合 静岡一の総合大に

 学校法人常葉学園は、平成25年4月から、同学園が設置する常葉学園大学、浜松大学、富士常葉大学の3大学を統合し、「常葉大学」とすることを発表した。
 
[日本私立大学団体連合会]

東ヨーロッパの訪問団来日
 私大団体連などが高等教育を説明

 4月23日、東京都内のホテルにおいて、日本私立大学団体連合会や日本高等教育評価機構などが、22日に来日した東ヨーロッパなどの大学関係者11名に日本の高等教育制度などについて説明を行った。
 
[東京電機大学]

次の100年に向け
 東京千住キャンパスお披露目

 去る4月20日、学校法人東京電機大学(加藤康太郎理事長)は、東京都足立区に新たに完成した同大「東京千住キャンパス(100周年記念キャンパス)」の開設記念式典・記念講演・祝賀会を開催した。
 学園創立100周年を機に、創立の地である東京・神田で育んできた教育・研究機能を今年4月より東京・千住に移転し、次の100年に向けて新たな歴史をスタートさせた。
 
[アルカディア学報]

大学の教育力・人材育成効果の改革とルーブリックの標準的利用を
 研究員  高橋 宏(東京国際大学副学長)
 
[寄稿]

韓国の高等教育進学率の実際
 進学率を引き上げる専門大学

 韓国の高等教育進学率が高いことはよく知られているが、昨年発表された2011年度の数値は、前年より7ポイント近く低い72.5%であった。単に算定基準日が変更されたために生じた変化ではあるが、これを機に韓国の進学率について改めて考えてみたい。文部科学省生涯学習政策局調査企画課専門職の松本麻人氏にご寄稿いただいた。

 
[科学技術政策研究所]

「イノベーション」の認識
 科学技術政策研 日米独の比較公表

 科学技術政策研究所では、日米独における「イノベーション」に対する認識について、事例を用いた比較を行い、結果を公表した。

 
[連載]

改革の現場
 ミドルのリーダーシップ Q

 東京電機大学 
 
[連載]

大学は往く 新しい学園像を求めて 〈43〉
 中部大学
 
[文化審議会]

網走監獄庁舎など166件
 文化審議会が有形文化財  旧岡山偕行社も登録へ 

 国の文化審議会(宮田亮平会長)はこのほど、北海道網走市の博物館網走監獄庁舎や岡山市北区のルネサンス調外観の旧岡山偕行社(かいこうしゃ)など166件の建造物を国の有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申した。これにより、登録有形文化財の累計は8992件。

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