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平成21年11月 第2381号(11月18日)

7割が毎日、夕食手づくり
  子ども持つ母親 食事としつけを調査

 (株)ベネッセコーポレーションの社内シンクタンク「Benesse食育研究所」はこのほど、子どもを持つ母親を対象に実施した「食事としつけに関するアンケート2009」の調査結果をまとめた。
 調査は、09年3月に、全国の幼児(4〜6歳)・小学生(1〜6年生)の子どもをもつ母親2781名を対象に行った。
 日ごろの食事の様子とともに、親から子どもへの食文化の伝承について明らかにすることが目的。主な結果は、次の通り。
 一、七割が「ほとんど毎日」夕食を手づくりすると回答しており、就業状況による差は小さい(常勤63.4%、パート・アルバイト69.6%、専業主婦74.2%)。
 また、手づくりをする理由の第一位は「費用が安くすむから」(84.3%)で、「家族に手料理を食べさせたい」(55.4%)も半数を超える。
 二、六割以上の母親が、子どもの「食事のマナーが悪い」と感じている。
 七割以上が、「食事の前にお菓子を食べない」「姿勢よく食べる」「嫌いなものを残さない」「ひじをついて食べない」をしつけたり注意したりすると回答。さまざまな食事のしつけを実践している。
 三、「小学生のころに家庭で出ていた食事」と「母親自身が現在出している食事」には相関がある。小学生のころ和食中心の食事だった場合、和食派41.1%に対して洋食・中華派は12.5%。
 「料理をするのが好き」という回答は、親や祖父母といっしょに料理をした経験が多い母親が70.4%なのに対して、経験が少ない母親では49.5%だった。

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