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平成21年6月 第2361号(6月3日)

大学は95・7%と前年減
  大学等の就職状況  短大も94・5%とダウン

 文部科学省と厚生労働省はこのほど、平成20年3月の大学等卒業者の就職状況(平成21年4月1日現在)をまとめた。
 大学等の全体の就職率をみると、前年同期に比べて1.0%減の95.8%(専修学校を含めると1.2%減の95.3%)になることがわかった。
 大学等の就職率の概要は次のとおり。
 @大学の就職率は95.7%で、前年同期を1.2ポイント下回る。男女別にみると、男子は95.9%(前年同期を0.7ポイント下回る)、女子は95.4%(前年同期を1.9ポイント下回る)。
 A短期大学の就職率(女子学生のみ)は94.5%で、前年同期を0.1ポイント下回る。
 B高等専門学校の就職率(男子学生のみ)は100.0%で、前年同期を0.4ポイント上回る。
 C専修学校(専門課程)の就職率は91.8%で、前年同期を1.9ポイント下回る。
 両省は連携しながら引き続き今後の動向の把握に努めるとしている。
 学生の経済・雇用状況が不安定となっていることに対応するため「大学教育・学生支援推進事業」の実施により、学生相談体制の充実など、各大学の就職支援の強化を推進していく。
 なお、調査は、全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から設置者・地域の別等を考慮して抽出した112校について行った。
 調査校の内訳は、国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校。
 調査対象人員は、6250人(大学、短期大学、高等専門学校合わせて5690人、専修学校560人)だった。

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