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教育学術オンライン

平成21年6月 第2361号(6月3日)

明治薬科大学
  薬学人の育成に尽力を
  総合教育研究棟落成式

 去る5月24日、明治薬科大学(久保陽コ学長)は、総合教育研究棟「フロネシス」の落成記念式典を開催した。
 式典では、同大コーラス部による学歌斉唱の後、住吉義通理事長が式辞を述べた。式辞の中で、住吉理事長は、平成18年からの薬学教育改革を受けて六年制の薬学部と四年制の生命創薬科学学科を併設する為の教育環境整備の一環として総合研究棟を建設したことや、フロネシスとは、アリストテレスが提唱した個別具体的な場面の中で、全体の善のために、意思決定し、行動すべき最善の振る舞い方を見出す能力(賢慮)であり、薬学の未来を託しフロネシスと名付けたこと等を紹介した。
 続いて、久保学長が、「近年、医師や薬剤師の教育にはサイエンスの知識を現実の臨床の場で発揮できる能力を育成することが求められている。フロネシスを備えた薬学人の育成に尽力したい」と挨拶を述べた。
 その後、(社)日本私立薬科大学協会の矢内原千鶴子副会長、(社)日本薬剤師会の児玉 孝会長、星野 繁清瀬市市長らが、祝辞を述べたほか、研究棟建設に携わった企業への感謝状贈呈、祝電披露があり、また式典後には祝賀会が催された。
 フロネシスは、地上3階、延べ床面積4799u。講義室の他、事前実務実習等が効率よく実施できるように設計されたモデル薬局等が設備されている。

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