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平成21年2月 第2350号(2月25日)

"教員像"明確に 文科省担当者招き勉強会開く

 全国私立大学教職課程研究連絡協議会の「教員免許事務検討委員会(美納清美委員長(国士舘大学教務課))」は、去る二月十日、東京・世田谷の国士舘大学において教員免許事務勉強会を開催、全国からおよそ三〇〇名が参加した。
 同委員会は、一九九六年の発足以来、勉強会や研究会を開催しながら教育職員免許法の解釈事例や教職課程事務運営上の諸問題の研究を続けている。参加者も増加の一途を辿り、近年の研究会には四〇〇名弱が参加。
 このたびの勉強会では、平成二十一年度に教職実践演習開設に伴う再課程認定申請が予定されていることから、課程認定申請実務の現状を中心に文部科学省の担当者が、主に事前に受け付けた質問に答える形式で進行した。開会の挨拶で、同省の大木高仁初等中等教育局教職員課長が「講演会にはしない。予習をしていないと話は全く分からない」と述べたように、内容は非常に実務的である。申請書の書き方のポイントから最近の申請傾向まで教職員課免許係の佐藤宏之氏、小野寺里枝氏が詳細に解説。同係の轟木博昭氏は「どういう教員を輩出したいのか、という大学の理念から実習内容等も検討して頂きたい」と締めくくった。
 美納委員長の話「本委員会は「教育職員免許法の全般を扱う常置の委員会」として、今年度も皆様への情報提供等、より活発に活動していきます。『一私立大学の壁は全ての私立大学の壁である』という言葉を胸に、皆様と一つひとつ壁を乗り越えていけるよう、精一杯取り組んでいく所存です」
 なお、第二九回研究大会が五月二十三日、二十四日に福山大学にて開催される。詳細はブログ()から。

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