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平成21年2月 第2348号(2月11日)

新潟からベンチャーを発信

(学)新潟総合学園(新潟医療福祉大学)総長・理事長 池田弘

 私が代表を務めておりますNSGグループは、今年創業三十三年目を迎えることができました。NSGグループに所属する学校法人新潟総合学園は、新潟医療福祉大学と事業創造大学院大学を運営しております。
 「人を育てる」という責任の重い、しかし大きな喜びを感じることのできる仕事に携わってきた日々を、年の初めに当たり改めて振り返っています。
 二〇〇九年は五回目の年男であり、還暦を迎える節目の年です。丑年生まれらしく、目標に向ってまっしぐらに走る年にしたいと考えております。
 本年は事業創造大学院大学が幹事校となり、新潟市を舞台に十一月十四日から二日間に渡って、日本ベンチャー学会の全国大会が開催されます。
 昨年は神戸大学を舞台に開かれたこの学会、参加していただいた顔ぶれを見ますと、大学の先生から転身してベンチャー企業を起こした方、企業の経営者、ベンチャーキャピタルの方、などなど様々な方面で活躍していらっしゃる方々でした。
 新潟で開催される今年は、「地域活性化と地域発ベンチャー(仮)」をテーマに、産学官連携の推進や起業支援についての研究発表や討論が行われます。
 新潟は近年発展著しいロシアや中国を対岸に持つ地理的特性に加え、豊かな農産物や個性ある地場産業を擁しております。そうした新潟は今後どのような方向を目指すべきか、あるいはグローバルな視点で見えてくる将来像はいかなるものなのか、等々、統一的な論題として新潟の地域性を打ち出した内容にする方向で検討を進めております。
 そして、食、スポーツ振興、福祉、ものづくり、などのテーマについて新潟から元気の出るような発信をしたいと思っております。アカデミックなものだけではなく、現実の産業・企業をベースにした内容に力を入れたいと検討を重ねております。
 開催日の前日には、地元企業の見学などをスケジュールに加えることも検討しており、そんな角度からも「新潟ここにあり」を発信できる絶好の機会であると思います。
 是非成功させ、事業創造大学院大学を、そして新潟の魅力を全国に発信したいと考えております。

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