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平成20年4月 第2313号 (4月23日)

大学院教育の実質化 大学院GP公募要領説明会

 文部科学省は、去る四月九日、東京・港区のメルパルク東京において、大学院教育改革支援プログラム(大学院GP)の公募要領の説明会を開催した。
 大学院教育改革支援プログラムは、社会の様々な分野で幅広く活躍する高度な人材を育成する大学院博士課程、修士課程を対象として、優れた組織的・体系的な教育取組に対して重点的な支援を行うことにより、大学院教育の実質化を推進することを目的としている。
 はじめに、文科省高等教育局大学振興課の井上卓巳大学改革推進室長が「大学院教育は今後の日本の経済成長、社会、文化を支えるものとして重要であり、同プログラムを活用のうえ、大学院教育の実質化、組織展開の強化といった趣旨に沿って展開していただきたい」と挨拶を述べた。
 続いて、平成二十年度の同プログラム公募要領について同省大学振興課の担当者からの説明があり、その後に(独)日本学術振興会の担当者から「審査要項及び計画調書等の作成・提出」について説明があった。
 公募対象はすべての学問分野(人社系、理工農系、医療系の三分野に区分されている)。審査を希望する分野を一つだけ選んで申請するが、申請は一大学から三件までで、どの分野にも申請できる。特に人社系の大学院の優れた取組を積極的に支援することにしている。支援期間は三年間。平成二十年度の採択件数は六○件程度、取組規模(補助対象経費)は、年度ごとに一億円を上限とし、国からの補助金額は一件あたり年間五○○○万円を上限とする。申請書類の提出期間は五月二十一日〜五月二十二日。採択結果は八月下旬に通知予定。

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