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平成19年5月 第2274号(5月23日)

高度化推進事業を選定
  ハイテク24・フロンティア11・社会連携8・オープンリサーチ28

 文部科学省は、このほど、平成19年度私立大学教育研究高度化推進特別補助について、選定した研究組織等を公表した。
 平成十九年度の私学助成のうち、経常費補助金の特別補助の在り方については、厳しい財政運営の中で、教育研究活動の活性化を促進するための助成へと大幅な改革が図られ、ゾーン化・メニュー化が導入されることとなった。併せて、従来は同省の執行分であった「私立大学教育研究高度化推進特別補助事業」のハイテク・リサーチ・センター整備、学術フロンティア推進、社会連携研究推進、オープン・リサーチ・センター整備の各事業については、日本私立学校振興・共済事業団の特別補助と統合されることになった。この補助は、十九年度では、学術研究高度化推進の先端的学術研究推進メニュー群の一つとなり、「教育研究活動の高度化・拠点の形成」(申請ゾーンC)に括られている。なお、補助額は今後検討される。このたびの事業は次のとおり。
 【ハイテク・リサーチ・センター整備事業】予算額:二三億五三五〇万円、二四件
 最先端の研究開発プロジェクトを実施する研究組織の研究開発に必要な研究施設、研究装置、設備の整備に対し、重点的かつ総合的支援を行う。
 【学術フロンティア推進事業】予算額:二〇億九九〇〇万円、一一件
 優れた研究実績を上げ、将来の研究発展が期待される卓越した研究組織の内外の機関との共同研究に必要な研究施設、研究装置・設備の整備に対し、重点的かつ総合的支援を行う。
 【社会連携研究推進事業】予算額:七億七〇〇万円、八件
 地域の活性化に資する実用性の高い又は萌芽的な研究について、地方自治体、NPO法人、企業との有機的な連携のもとに行われ、研究成果が地域社会への振興に資する共同研究プロジェクトの実施に必要な研究施設、研究装置、設備の整備に対し、重点的かつ総合的支援を行う。
 【オープン・リサーチ・センター整備事業】予算額:一二億二五五〇万円、二八件
 学外の幅広い人材を受け入れたり、研究成果等を広く公開(貴重な学術資料等の保存・公開を含む)するなど、オープンに行われるプロジェクトの実施に必要な研究施設、研究装置、設備の整備に対し、重点的かつ総合的支援を行う。

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