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平成19年1月 第2260号(1月24日)

地域の力と再チャレンジ 生涯学習政策局の予算案

文部科学省の平成十九年度予算案の中から、生涯学習政策局に関する主要事項を掲載する。なかでも、すべての小学校区において放課後の子どもの安全で健やかな活動場所を確保し、地域の人々の参画を得て、総合的な放課後対策として実施する「放課後子どもプラン」が創設され、厚生労働省と連携して必要な経費が盛り込まれた。※[ ]は対前年度比較増減額で、▲は減を表す。

 一、教育改革推進のための総合的調査研究等
 (1)教育改革推進諸施策の周知・普及/@広報啓発・普及活動の推進=三九〇〇万円[三〇〇〇万円]、A調査研究等の実施等=三五〇〇万円[一一〇〇万円]
 (2)基本的な文教政策についての企画立案機能の充実等/@中央教育審議会=五一〇〇万円[▲四〇〇万円]、A国立教育政策研究所の整備・充実等全国学力・学習状況調査の実施等=四七億八九〇〇万円[二億三六〇〇万円]

 二、放課後子どもプランの創設
 (1)放課後子ども教室推進事業(新規)/@評価・普及啓発のための有識者会議の設置=一八〇〇万円、A総合的な放課後対策推進のための調査研究=二億九七〇〇万円、B放課後子ども教室推進事業の実施=六五億五〇〇万円

 三、地域の教育力の再生
 (1)「学びあい、支えあい」地域活性化推進事業(新規)=六億二四〇〇万円
 (2)学校支援を通じた地域の連帯感形成のための特別調査研究(新規)=二億一〇〇万円

 四、家庭の教育力の向上
 (1)家庭の教育力向上に向けた総合的施策の推進/@子どもの生活リズム向上プロジェクト〜「早寝早起き朝ごはん」国民運動の全国展開の推進〜=二億四二〇〇万円[一億一二〇〇万円]、A家庭教育支援総合推進事業=九億八一〇〇万円[▲六〇〇万円]、B新家庭教育手帳(子育てヒント集)の作成・配布=一億七〇〇〇万円[▲四四〇〇万円]、CITを活用した次世代型家庭教育支援手法開発事業=四二〇〇万円[▲二〇〇万円]

 五、再チャレンジに資する教育の推進等
 (1)教育分野における再チャレンジの支援(新規)/@再チャレンジのための学習支援システムの構築=五億二八〇〇万円、A団塊世代等社会参加促進のための調査研究=三五〇〇万円、B専修学校を活用した再チャレンジ支援推進事業=七億六八〇〇万円
 (2)専修学校教育の振興/@専修学校を活用した再チャレンジ支援推進事業(新規)【再掲】=七億六八〇〇万円、A専修学校・高等学校連携等職業教育推進プラン=九一〇〇万円[三七〇〇万円]、B専修学校教育重点支援プラン等=四億六六〇〇万円[▲八億一八〇〇万円]
 (3)放送大学の運営=七八億八九〇〇万円[▲二六億九六〇〇万円]

 六、生涯にわたる学習機会提供の推進と基幹施設の運営・整備
 (1)生涯学習施策の推進/@教育メディアを利用した学習の推進(地上デジタルテレビ放送の教育活用促進事業等)=四億一〇〇〇万円[一九〇〇万円]、A現代的課題の学習機会の充実(人権教育の推進等)=五億二五〇〇万円[▲一億八三〇〇万円]、B生涯学習推進体制の整備(生涯学習フェスティバル、高等学校卒業程度認定試験等)=四億五四〇〇万円[▲一億五八〇〇万円]
 (2)生涯学習基幹施設の運営及び整備/@(独)国立科学博物館=三二億二二〇〇万円[▲一二億三六〇〇万円]、A(独)国立女性教育会館(女性アーカイブセンター(仮称)の構築等)=八億四一〇〇万円[八九〇〇万円]

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