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平成18年9月 第2247号(9月27日)

新司法試験合格率48.25% 2年制法科大学院修了者対象

 去る九月二十一日、法務省は法科大学院の修了者が受験した「新司法試験」の合格者一〇〇九人を発表した。受験者は二〇九一人(途中欠席四人)で、合格率は四八・二五%であった。
  今回の受験者は、大学の法学部などを卒業後、二年制の法科大学院の法学既習者向けコースの修了者たち。七四校の法科大学院のうち五八校から受験した。
  合格者の選択科目別人数と割合は次のとおり。
  倒産法二三七人(二三・五%)、租税法五五人(五・四%)、経済法一〇九人(一〇・八%)、知的財産法一五九人(一五・八%)、労働法三三一人(三二・八%)、環境法四六人(四・六%)、国際関係法七二人(七・一%)
  また、合格者中の男性は七八一人、女性は二二八人であり、合格者の平均年齢は二八・八七歳。
  今回の「新司法試験」の合格率四八・二五%は、昨年度の旧司法試験の合格率三・七一%を大幅に上回ったが、来年度からは社会人向けなどの三年制コースの修了者などが加わってくるので、合格率は三割程度に下がると見られている。
  なお、旧司法試験は二〇一〇年度まで行われる。

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