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教育学術オンライン

平成21年9月 第2374号(9月23日)

英国オンライン大学の実践
  リバプール大前学長招きセミナー

 熊本大学では、8月11日、東京・田町のキャンパスイノベーションセンターにおいて、「大学院教育改革支援プログラム」セミナーを開催、オンライン大学院教育の推進にリーダーシップを発揮した、ドラモンド・ボーン卿がeラーニング戦略について解説した。
 英国有数の研究大学、リバプール大学は、米国の教育系企業Laureate Education社との包括的連携により、オンライン大学院教育をグローバルに展開。英国初のeラーニング学位課程として、現在、約180か国から3000人以上が学ぶ。分野は、経営、IT、法律、公衆衛生等で、修了者には修士号が授与される。
 ボーン卿は、現在の大学国際化の潮流について、@職員や学生にとってよりよい環境となること、A人口減少による収入源確保、Bブランド向上を理由に挙げた。また、教育系企業と組むことのメリットは、「潤沢な資金と管理・経営力」であり、チューターの採用や管理、マーケティング等を担ってもらえる。連携で大事なことは「長期の信頼」とした。
 「何故、国際化か」。最後にボーン卿は参加者に呼びかけた。国際化には戦略が重要であり、これを間違えると大学を危機に陥れてしまう。大学教職員全員が国際化の目標を共有することが重要で、目標の達成には異文化理解と忍耐が必要だと締めくくった。
 質疑応答では、「リバプールが中国・蘇州を選択した理由」について質問を受け、昔から提携している中国のコミュニティがあったと回答。また、大学の質保証については、英国と中国両方で認証評価を受けたことなどを明かした。

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