平成21年5月　第2360号（5月27日）

■広島経済大学
　 ＦＭ放送局「ハムスター」
　 学生が地域の情報を発信

　広島経済大学（前川功一学長・広島市安佐南区祇園）の学生と教員が中心になって設立したＮＰＯ法人（古本　泊理事長・同大教授）が運営するコミュニティーＦＭ放送局「ＦＭハムスター」が去る5月11日に開局した。番組制作から放送まですべて学生と教員がボランティアで運営する全国で初めてのスタイルのコミュニティーＦＭラジオである。
　ハムスターとは「Hiroshima Asa Minami」の頭文字とStar（星）を合わせたもので、ハムスターのようにかわいがってもらえるようにとの願いを込めて名付けた。地元の安佐南区を中心とした放送のため、学生たちが取材した安佐南区内の情報や防犯、防災情報のほか自主制作番組などを発信していく。
　11日の開局セレモニーでは、安佐南区と地域コミュニティー放送に関する協力協定を締結した。行政機関との密接なコラボレーションにより地域文化の振興と情報の共有化による地域コミュニケーションの向上に寄与していく。また、あわせて大災害発生時には、住民に対する適切な行動や生活情報の迅速、的確な情報提供を目指す。