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平成21年4月 第2357号(4月22日)

35%が関連授業を実施
  大学等のボランティア6割が地域貢献重視

 日本学生支援機構はこのほど、大学等におけるボランティア活動の推進と環境に関する調査結果をまとめた。回答校数は903校(回収率74.5%)
 調査は、「ボランティア活動の推進と環境」「ボランティア活動と教育」「学生のボランティア活動の分析と評価」「コミュニティとの連携と協働」を四本柱として実施した。
 調査結果の概説は、次のとおり。
 ○ボランティア活動の推進と環境
 今後の学生ボランティア支援の重要な施策としては、「大学等による地域社会への貢献活動を促進する」が6割を超え最も多く、大学等における社会貢献活動を重視する傾向にある。
 学内にボランティア・NPOに関する部署がある大学等は8割強。その業務内容は「ボランティア・NPO情報の収集・提供」を含め多岐に渡っている。
 ○ボランティア活動と教育
 ボランティア関連授業科目の開設実施校は320校(35.4%)で、開設科目数は延べ869科目。各大学等における開設科目数(616科目)は、前回調査より1.4倍に増加。しかし、その対象は、社会科学、人文、教育等、文系学部生が中心。授業担当者の7割が学内教員。

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