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平成20年11月 第2340号(11月26日)

大学教育の在り方など協議 北海道支部総会を開く

 日本私立大学協会の北海道支部(支部長=森本正夫北海学園理事長)は、去る十一月十七日、札幌ガーデンパレスにおいて、第八五回北海道支部総会を開催した。同支部所属の二一大学から三六名の代表らが出席し、中長期的な大学教育の在り方等について協議を行った。

 はじめに、森本支部長が、道内各地から参集した参加者に歓迎と感謝の挨拶を述べた後、今年度、稚内北星学園の理事長に新しく就任した佐々木政憲理事長・学長が紹介された。  議事に移り、報告事項として、平成二十年度事業の中間報告、また、平成二十一年度国費予算並びに北海道費予算に対する要望について審議が行われた。  北海道予算に対しては、私立大学・短期大学の教職員に対する長期給付事業掛金の同費補助金復活について継続して要望するとともに、新規要望事項として、私立大学・私立短期大学における外国人留学生支援の拡充について、@国際交流支援事業助成金対象枠の拡充、A留学生宿舎の安定的確保を要望していくことで一致した。  続いて行われた本部報告では、同協会の小出秀文事務局長が「私立大学を取り巻く諸情勢と当面する重要課題」と題して、高等教育を巡る環境変化と共通的課題や大学経営を巡る課題等について詳細に述べた。  その後行われた研究討議では、引き続き小出事務局長が、「学士課程教育の構築に向けて」及び「中長期的な大学教育の在り方について(諮問)」をテーマに解説を行った後、活発な討議がなされ、「次々と大学改革の諮問がなされているが、これまでの答申の検証が必要」、「文教政策としてどのような日本社会や人材の育成が目標か不明」、「厳しい経営環境のもとで、例えば逆臨定の発想などで、二十一世紀型の公正な基盤整備をお願いしたい」といった意見が出された。  協議終了後には、懇親会が開かれ、和やかな雰囲気の中で、総会は終了した。

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