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平成20年8月 第2328号(8月27日)

インテルと内田洋行

 インテル株式会社と株式会社内田洋行は、小中学校の授業におけるICT教育の普及に向けて、パソコンを活用した学習の効果を検証するために、千葉県柏市の小学校二校で児童一人に一台のパソコンを提供、国語と算数を対象とした学習効果の実証実験を実施する。この実証実験では、両校四―五年生の対象クラスの児童一人ひとりに、小型で軽量なノートブック型パソコンを提供し、国語と算数の反復学習を行い、その有効性を示すとともに、小中学校へのICT教育の普及を推進する。
 国際的な調査によれば、日本におけるパソコンを利用したICT教育の普及は低く、教育現場に必要なインフラの整備も大幅に遅れている。これまで日本が高く評価されてきた学生の教育レベルについても、数学や読解力などの習熟度が海外の児童に比べて下降傾向にあることが指摘されている。インテルと内田洋行は、ICT教育の推進が日本の教育課題に対する支援の一助となると考え、両社協力のもとICT教育の重要性を訴求し、その普及へとつながる実証実験を行うことで合意した。

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