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平成20年8月 第2328号(8月27日)

ものづくり人材育成に53件 産学連携の技術者養成

 文部科学省は、このほど平成二十年度「産学連携による実践型人材育成事業―ものづくり技術者育成―」の申請状況を公表した。
 この事業は、地域や産業界と連携した実験・実習と講義の有機的な組合せによる教育プログラムの開発・実施を通じ、ものづくり分野を革新させる高度な知識及び確かな技術を併せ持ち、ものづくり過程の全体を見渡し、技術の目利きをすることのできるものづくり技術者を育成するための教育プログラムの開発を大学、短期大学、高等専門学校に委託するもの。
 採択件数は五件程度を予定しており、一プロジェクトあたり年間一五〇〇万円程度の経費が上限。また、委託期間は三年間。
 申請件数は五三件(大学三四件、高専一四件、共同五件)で、十月上旬頃に選定する予定である。
 そのうち大学の申請状況は、国立大二〇件、公立大一件、私立大一三件となっている。
 私立大学関係では千歳科学技術大(ホトニクスバレー実践型人材育成プロジェクト)、八戸工業大(「感性」と「工学」を融合したデザイン・ものづくり教育プログラムの開発と実践)、中央大(高周波回路設計技術者育成実践講座)、東海大(「次世代型ものづくりデザイナー」育成の教育プログラムと拠点開発)、東京工科大(直感的熟練者の養成プログラム)、東洋大(地域密着型産学連携による実践型エンジニア育成事業)、日本大(緑地環境の創出・再生・維持に関わるインタープリター資質を持つ技術者育成)、日本女子大(国際アパレル産業技術者育成のための教育プログラムの開発と指導者養成)、武蔵野大(「エコ マニュファクチャリング エキスパート育成事業」)、早稲田大(産学連携ソフトウェア技術者人材育成プロジェクト)、神奈川工科大(環境改善・健康安全社会に配慮した家電製品ものづくり技術者育成プログラム)、日本福祉大(福祉ものづくり技術者育成プロジェクト)、同志社大(地域共生型風力発電ものづくりエコ教育プロジェクト)など。

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