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平成20年7月 第2324号(7月16日)

「最も行きたい国」は欧州 国交省が調査 高齢者には中国が人気

 国土交通省はこのほど、過去三年間に海外旅行に行った人の海外旅行の満足度、および過去三年間海外旅行に行かなかった人も含めた海外旅行に対する意識を調査・分析した。
 「今後最も行きたい国・地域」としては、ヨーロッパ、オーストラリア、ハワイの人気が高かった。
 世代別に見ても、ヨーロッパは世代を問わず人気が高かった。世代間の違いは、若者にはハワイ、米国本土、香港が人気で、中高年にはオーストラリア、カナダが、高齢者には中国が人気となっていた。
 旅行後の満足度が相対的に高い国(六九点以上)は、インドネシア、ドイツ、ハワイ、オーストラリア、カナダ、フランスであった。フランスの満足度は六九・六点で相対的に高いものの、旅行前の期待が七七・七点と非常に大きいため、期待と満足度の落差は大きくなっている。
 海外旅行に行った人・行かなかった人の意識の違いとして特徴的な点は、為替レートや航空運賃などの経済環境、テロ、感染症、言葉・文化の障壁等による「不安感・負担感」であった。海外旅行に行かなかった人は「不安感・負担感」が大きく、これが海外旅行に行くことを躊躇わせていると考えられる。

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