Home日本私立大学協会私学高等教育研究所教育学術新聞加盟大学専用サイト
教育学術オンライン

平成20年7月 第2322号(7月2日)

3年後の自分描く 関西支部初任者研修会

 日本私立大学協会関西支部(支部長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は、去る六月二十五日に大阪市の大阪ガーデンパレスにおいて、平成二十年度初任者研修会を開催した。
 同研修会には同支部加盟大学七七大学より四三大学一三一人の初任者が出席した。
 研修に先立ち、森田支部長が「同研修会は平成五年度より行われ今回で一六回目を迎える。学んだことを各大学の職場で活かし、私学発展のために寄与していただきたい」と挨拶を述べた。
 研修は講演形式で行われ、はじめに「私学をめぐる諸問題」と題して、同協会本部事務局の小出秀文事務局長が、最新の諸情勢を解説した。続いて「私学共済制度の概要について」と題し、日本私立学校振興・共済事業団の佐々木 崇大阪会館共済業務課長が福利厚生について解説した。
 「私学の法律入門」では、俵法律事務所の橋英弁護士が法解説とクレーム対応について述べた。最後は「社会人として身につける一般的マナーについて」と題して、潟Eィズネスの本田妃世代表取締役が、講演とともに参加者に実際に取り組んでもらいながら、ビジネスマナーの研修を行った。
 研修後には懇親会が催され、新たなつながりを確立し、支部加盟大学の結束を強めるための名刺交換が行われた。
 大学教育において職員の積極的参加、SDにも注目が集まる中、志を持った若手職員の将来に期待がかかる。士気の高ぶりすら感じる同研修会での情報交換の様子からは、まさに若い息吹がこれから吹き込まれようとしている感がある。「三年経って一人前」、最近では「若者は三年で辞める」等とよく言われる。
 参加者は、「学生一人ひとりへのきめこまやかなサポートを目指す」「高校生にキャンパスを知ってもらえる広報活動を」「学生に親しまれつつ的確なアドバイスができるように」「ゼネラリストとしてバリバリ仕事をこなす」など、三年後を見据えた自分の成長を輝かしく語った。

Page Top