Home日本私立大学協会私学高等教育研究所教育学術新聞加盟大学専用サイト
教育学術オンライン

平成20年6月 第2318号 (6月4日)

"治道家"育て80年 千葉商科大が式典開催

 千葉商科大学(原田嘉中理事長、島田晴雄学長)では、去る五月二十五日、同大学キャンパスにおいて、創立八〇周年の記念式典及び祝賀会を盛大に挙行した。
 式典は、最初に来賓と同大学役職者の紹介があり、島田学長が式辞を述べた。昭和三年に東京府下西巣鴨に設立した巣鴨高等商業学校を母体とする同大学の歴史と、実学を通して、世の中に道筋をつける「治道家(ちどうか)」の育成という建学の精神のもと、「学術」「質実」「人倫」を柱とした適材適所の天職教育を教育理念としている旨の紹介があった。
 次いで行われた来賓祝辞では、渡海紀三朗文部科学大臣(代読:磯田文雄高等教育局私学部長)、堂本暁子千葉県知事からの祝辞があり、最後に提携校である上海立信会計学院の唐海燕学長から祝辞と両校の交流発展の願いを込めた「書」の披露等があった。この後、校歌斉唱により閉会となった。
 また、記念式典の終了後には、加藤 寛名誉学長から「日本の将来について」、島田学長から「千葉商科大学総合改革の推進」と題する記念講演があった。加藤名誉学長からは、日本社会の活性化等のためには、グローバル化の波の中で世界から多種多様な人材を受け入れていくことが重要であるとの話があった。また、島田学長の講演は、現在、同大学において構想中のサービス創造学部の斬新な教育システム等の説明を基に、新しい日本の大学教育の流れを作ろうという決意が伝わる内容であった。引き続き、同大学の教育研究の推進に貢献し、平成九年より市川市長として行財政改革に取り組み実績を上げた千葉光行市長に対し、名誉博士号(政策研究)の学位授与式を行った。
 その後、会場を体育館アリーナに移しての記念祝賀会には、大学の内外関係者約八五〇人が出席した。

Page Top