Home日本私立大学協会私学高等教育研究所教育学術新聞加盟大学専用サイト
教育学術オンライン

平成20年3月 第2309号 (3月26日)

大学の就職内定率88.7%
 短期大学は76.7%

   文部科学省及び厚生労働省は三月十四日、平成十九年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(二月一日現在)の結果を発表した。
 それによると、大学の就職内定率は八八・七%で、前年同期を一・〇ポイント、短期大学の就職内定率は七六・七%で同六・一ポイント、高等専門学校の就職内定率は九九・六%で同一・二ポイントそれぞれ上回った。
 調査対象校は、全国の大学、短期大学(以下、短大)、高等専門学校(高専)、専修学校の中から設置者、地域の別等を考慮して抽出した一一二校。内訳は国立大二一校、公立大三校、私立大三八校、短大二〇校、高専一〇校、専修学校二〇校。調査対象人員は、六二五〇人(うち、専修学校五六〇人)。カッコ内は前年度卒業学生の就職率(平成十九年四月一日現在調査の結果)。
 なお、大学の三月卒業予定者数は約五三万八〇〇〇人、うち、就職希望者数は約三九万七〇〇〇人、うち、就職(内定)者数は約三五万二〇〇〇人。短大は同予定者数約八万四〇〇〇人、同希望者数約六万七〇〇〇人、同内定者数約五万一〇〇〇人。高専は同予定者数約一万人、同希望者数は約五九〇〇人、同内定者数は約五九〇〇人。専修学校は同予定者数約二六万七〇〇〇人、同希望者数約二四万四〇〇〇人、同内定者数約一九万九〇〇〇人。(就職希望者数及び就職(内定)者数は同調査結果より推計した数値)
 一、全体
 大学の就職内定率は、前年度同期調査比一・〇ポイント増の八八・七%(九六・三%)。うち、国公立は同一・八ポイント増の九二・一%(九六・四%)、私立は同〇・八ポイント増の八七・七%(九六・三%)。短大は同六・一ポイント増の七六・七%(九四・三%)。高専は同一・二ポイント増の九九・六%だった。
 二、男女の別
 男子:大学では前年度同期調査比〇・七ポイント増の八九・二%(九六・六%)。うち、国公立は同一・八ポイント増の九一・七%(九六・五%)、私立は同〇・三ポイント増の八八・四%(九六・六%)。高専は同一・二ポイント増の九九・六%(九八・八%)だった。
 女子:大学では同一・四ポイント増の八八・二%(九六・〇%)、国公立は同一・八ポイント増の九二・六%(九六・四%)、私立は同一・三ポイント増の八六・八%(九五・九%)。短大は同六・一ポイント増の七六・七%(九四・三%)だった。
 三、大学の文理別
 文系:前年度同期調査比〇・八ポイント増の八七・八%。うち、国公立は同二・一ポイント増の九二・一%、私立は同〇・五ポイント増の八六・八%だった。
 理系:同一・八ポイント増の九三・〇%。うち、国公立は同〇・九ポイント増の九二・一%、私立は同二・五ポイント増の九三・八%だった。
 四、大学の地域別
 北海道・東北地区は前年同期調査比〇・六ポイント増の八四・二%、関東地区は同一・二ポイント減の九〇・七%、中部地区は同一・三ポイント増の九〇・〇%、近畿地区は同二・一ポイント増の八九・七%、中国・四国地区は同六・二ポイント増の八七・〇%、九州地区は同一・八ポイント増の八四・〇%だった。
 五、専修学校
 全体の内定率は、前年度同期調査比一・七ポイント減の八一・六%(九三・八%)。うち、男子は同〇・四ポイント増の八〇・四%(九二・六%)、女子は同三・四ポイント減の八二・九%(九五・〇%)だった。

Page Top