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平成20年2月 第2303号 (2月6日)

各分科会等の報告 第45回総会開催される

 文化庁の文化審議会(会長:石澤良昭上智大学長)の第四五回総会が去る二月一日、文部科学省会議室で開催された。
 はじめに、池坊保子文部科学副大臣の挨拶に続いて文化政策部会、国語分科会、著作権分科会、文化財分科会の各部会長から審議状況の報告が行われた。
 文化政策部会からは、@アートマネジメント人材等の育成及び活用方策の基本的な考え方として、アートマネジメントの意義、人材等の育成及び活用の必要性、求められる資質・能力、基本的な考え方について、Aアートマネジメント人材等を巡る現状と課題として、大学等における人材養成、地域文化行政の在り方、地域における文化芸術活動の発信の機会等、Bアートマネジメント人材等の育成及び活用に向けた具体的な方策として、大学等における人材養成の充実等、C国、地方公共団体、大学等、文化芸術団体等の役割として、それぞれが求められている事柄について。
 国語分科会からは、平成十七年三月の文科大臣諮問のひとつの「情報化時代に対応する漢字政策の在り方について」を引き続き審議し、総合的な漢字政策の在り方を更に整理し、字種選定の考え方等を具体的に定めた内容について。
 著作権分科会からは、法制問題小委員会、私的録音録画小委員会、過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会、国際小委員会を設置し、「知的財産推進計画二〇〇七」等に挙げられた課題を含めて検討、「法制問題小委員会中間まとめ」、「私的録音録画小委員会中間整理」の公表、意見募集の実施について。今期は審議経過の整理にとどめ、来期も引続き検討することとした。
 文化財分科会からは、文化財の指定等、文化財の保存及び活用に関する総合的な政策の企画、世界遺産条約の実施に関する施策の在り方、無形文化遺産保護条約の実施に関する施策の在り方等について、説明の後質疑応答が行われた。

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