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平成19年10月 第2291号(10月10日)

[新刊紹介]
  日本の大学教授市場 山野井敦徳 編著

 同書はわが国の大学教授市場について明治期から現在までのその形成と展開を実証的に検討すると同時に、現在の構造改革期における社会動向を踏まえて、大学教授市場の現状を豊富なデータで明らかにしている。そのことで、我が国の近代大学への発展過程における大学教授市場の全体像を解明するとともに、二十一世紀型大学のあり方を模索している。
 大学教授市場に関する研究は、一九三〇年代のアメリカ合衆国で誕生した。我が国の大学教授市場に関する第一回目の全国調査として、新堀通也氏によってその全体像を明らかにしたのがはじまりだった。
 第二回目の全国調査は、二〇年後の一九八〇年代に広島大学教育社会学研究室出身者によって取り組まれた。今回は第三回目の全国調査で、同書は前記の第二世代を中心に取り組み、学派を超えた研究によってはじめて明治から現在までのわが国の近代大学における大学教授市場の形成と展開が明らかにされた。
 大学教授市場の研究は、書物という出版形態を通してこの分野においてもっとも伝統を重ねてきた一つである。戦後、三回目の時系列的、かつ定点観測的な全国調査は国際的にも例をみない。

日本の大学教授市場

 A5判 340頁
 定価 本体5,800円+税。
 発行所:玉川大学出版部
 TEL:042-739-8935 FAX:042-739-8940。
 http://www.tamagawa.jp/introduction/press/

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