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平成19年7月 第2281号(7月18日)

2007年 世界の人口66億7000万人 アジアでも高齢化進行

 総務省は七月十日、世界人口デー(七月十一日)にちなんで、世界の人口と日本の人口を国連資料等をもとに発表した。
 二〇〇七年の世界の人口は六六億七〇〇〇万人で、二〇五〇年には九一億九〇〇〇万人に達するものと推計している。二〇〇七年から二〇五〇年までに増加する人口(二五億二〇〇〇万人)を地域別にみると、アジア一二億四〇〇〇万人、アフリカ一〇億三〇〇〇万人で九割を占めている。
 二〇〇七年の世界の人口を国別にみると、中国が一三億三〇〇〇万人(世界の人口の一九・九%)で最も多く、次にインドが一一億七〇〇〇万人(同一七・五%)、アメリカ合衆国が三億一〇〇〇万人(同四・六%)、日本は一億三〇〇〇万人(同一・九%)だった。
 国別の人口増減率は、二〇〇〇年から二〇〇五年には、ウクライナ、ロシア及びポーランドで人口が減少し、二〇〇五年から二〇一〇年には、これらの国に加え、日本及びドイツで人口が減少すると推計している。
 二〇〇五年の世界の人口(六五億一〇〇〇万人)のうち、男性は三二億八〇〇〇万人、女性は三二億三〇〇〇万人で、人口性比は一〇一・六%だった。
 男性の比率が高い国は、インド、中国、パキスタンの順で、低い国はウクライナ、ロシア、ポーランドの順。日本の人口性比は九五・三で三七か国のうち、三一番目となっている。
 二〇〇五年の世界の人口の年齢構造では、一五歳未満人口の割合が二八・三%、一五〜六四歳人口が六四・四%、六五歳以上人口が七・三%だった。
 六五歳以上人口の割合の国別では、日本が二〇・一%と最も多く、次いでイタリアが一九・七%、ドイツが一八・八%だった。
 六五歳以上人口の割合は、今後、アジアでも上昇し、二〇五〇年には一七・五%に達するものと推計している。
 生産年齢人口(一五〜六四歳人口)の割合は、日本では一九九〇年から一九九五の間に低下に転じ、ヨーロッパ、北アメリカ及びアジアでも二〇一〇年から二〇二〇年の間に低下に転じると推計している。

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