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平成19年7月 第2281号(7月18日)

イノベーション「顕在化」事業 JSTが採択

 科学技術振興機構(沖村憲樹理事長)は、産学協同シーズイノベーション化事業「顕在化ステージ」平成十九年度における採択課題三五件を選定した。
 同事業は、大学等の基礎研究に着目、産業界の視点からシーズ候補を顕在化させ、大学等と産業界との共同研究によってイノベーションの創出に繋げる事を目的としている。
 このたびは、一七三件の応募があり、三五件が採択された。このたびの特徴としては、@医療・福祉、化学、電気・電子、物理・計測、農水・バイオなど広範な分野から採択、A企業規模別では、中堅・中小企業が二分の一、Bシーズ候補を見出したきっかけは、大学等の研究報告会が多いなど。私立大学が関係するシーズ顕在化プロデューサー所属機関、研究リーダー所属機関、課題名は次の通り。
 ▽慶應義塾大学(三光純薬株式会社)新規早期肝がん関連分子をターゲットとした診断技術開発・実用化の検討、▽諏訪東京理科大学(株式会社CMS)磁気浮上を応用したベアリングレスファイン粒子固液分離機の研究開発、▽早稲田大学(東京ガスケミカル株式会社)安定同位体13C多重標識アミノ酸の不斉合成、▽中部大学(日東電工株式会社)透明導電性金属薄膜作製法の開発、▽早稲田大学(株式会社ニューロサイエンス)無拘束下の小動物遺伝子およびATP発現モニター装置の開発、▽徳島文理大学(株式会社ビーエル)チオNADサイクリング応用超高感度酵素免疫測定法の開発および使用酵素の探索と開発

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