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平成19年4月 第2270号(4月18日)

薬物等に対する意識 小・中高生を対象に

 文部科学省は三月に平成十八年薬物等に対する意識等検査結果をまとめた。同調査には小学校二六一校(五、六学年生一万六九八五人)、中学校二五八校(全学年二万五五五一人)、高等学校二四三校(全学年二万四八九九人)から回答があった。調査実施時期は平成十八年二月。
 1、飲酒に関する意識
 お酒を飲みたいと思ったことがあるでは、男子は小学校(以下、小)六年生で三一・二%、中学校(以下、中)三年生で四六・九%、高校(以下、高)三年生で六六・二%。女子は小六で三四・四%、中三で五一・八%、高三で六六・五%だった。
 飲酒の健康影響で、飲酒は大いに害があるでは、男子は小六で五三・三%、中三で三六・九%、高三で二二・〇%。女子の小六で五七・九%、中三で四二・三%、高三で三〇・四%だった。
 将来の飲酒の可能性で、飲むと思うでは、男子は小六で四四・九%、中三で六二・四%、高三で七四・七%。女子は小六で四三・五%、中三で六五・二%、高三で七七・八%だった。
 2、喫煙に関する意識
 喫煙への関心で、吸いたいと思ったことがあるでは、男子は小六で八・一%、中三で一三・一%、高三で二五・七%。女子は小六で五・七%、中三で九・八%、高三で一五・六%だった。
 喫煙の健康影響で、喫煙は大いに害があるでは、男子は小六で九三・三%、中三で九一・一%、高三で八八・二%。女子は小六で九四・三%、中三で九四・三%、高三で九四・〇%だった。
 3、薬物に関する意識
 薬物の印象で、犯罪に巻き込まれるでは男子は小六で六三・九%、中三で六五・七%、高三で五七・六%。女子は小六で六七・五%、中三で七一・二%、高三で六七・五%だった。
 薬物は絶対に使うべきでないでは、男子は小六で九一・九%、中三で八七・六%、高三で八一・七%。女子は小六で九五・三%、中三で九一・二%、高三で九一・一%で、男女ともいずれの学年でも過去二回の調査より高い。

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