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平成18年8月 第2242号(8月9日)

“特色GP”選定結果 学士・短期大学士・修士課程から48件

 1面に掲載のとおり、財団法人大学基準協会の特色ある大学教育支援プログラム実施委員会(絹川正吉委員長)は、去る八月四日、平成十八年度の「特色ある大学教育支援プログラム」の審査結果を公表した。今年度から申請区分が、学士課程、短期大学士課程、修士課程に改められ、学士課程からは三一件、短期大学士課程からは一〇件、修士課程からは七件の計四八件が選定された。これらの詳細は次のとおりである(取組名称、大学・短大名、申請単位、申請担当者名の順)。

学士課程
 《教育課程の工夫改善を主とする取組》…八件
  ▽オムニバス形式による技術者倫理教育の実践―自立した技術者を目指す総合学習の展開=室蘭工業大・工学部・田頭孝介
  ▽「学びの転換」を育む研究大学型少人数教育―基礎ゼミを起点とした「大学での学び」の構築=東北大・全学・坂本尚夫
  ▽学生主体の三位一体新歯学教育課程―社会に貢献する包括的歯科医師の育成を目指して・新潟大・歯学部・前田健康
  ▽教育実践の省察力をもつ教員養成―教育実践力自己開発・評価システムを組み込んだ教員養成コア・カリキュラムの展開を通して=鳴門教育大・学校教育学部・田中雄三
  ▽工学教育から発信する大学教育の質保証―ポジティブ・フィードバック型の組織的質保証=熊本大・工学部・山尾敏孝 
  ▽全学生参加型の一年次教育の実践―「一年次セミナー」の組織的展開・玉川大・全学・後藤昌彦
  ▽美術と福祉プログラム―造形ワークショップの展開=武蔵野美術大・造形学部・高橋陽一
  ▽初年次教育の総合化と学士課程教育への展開=関西国際大・人間学部・岩井洋
 《教育方法の工夫改善を主とする取組》…一七件
  ▽「全学農畜産実習」を通じた総合的導入教育=帯広畜産大・全学・石橋憲一
  ▽ゲーミング・シミュレーション型授業の構築―社会的実践力を培う体験的学習プロジェクト=秋田大・教育文化学部・井門正美
  ▽小中校用バイオ教材開発による競創的教育―学生による教材づくりを通した競争的および独創的創造性育成プログラム=東京工業大・生命理工学部・広瀬茂久
  ▽海外医学部と連携した臨床医学教育―世界に通用する臨床医学教育と国際社会で活躍する人材の育成を目指して=三重大・医学部・駒田美弘
  ▽びわ湖から学ぶ環境マインド―調査艇を利用した湖上体験学習=滋賀大・教育学部・遠藤修一
  ▽総合電子システムを活用した医学教育の改善―学生の自発的学習態度をはぐくむIT活用=山口大・医学部・川崎 勝
  ▽鹿児島の中に世界をみる教養科目群の構築=鹿児島大・全学・根建心具
  ▽解がない問題への自己組織的アプローチ―実社会で役立つ力の養成=公立はこだて未来大・システム情報科学部・佐藤仁樹
  ▽「ケアマインド」を併せもった医療人教育―緩和医療とロールプレイを通して=和歌山県立医科大・医学部・畑埜義雄
  ▽専門性をもった教養教育としての体験学習―社会的公正をグローバルに目指す市民の育成=恵泉女学園大・人間社会学部・大橋正明
  ▽自主自立を促すための面倒見ある教育=駒沢女子大・人文学部・小林憲夫
  ▽学年や学部を超え互いに教えて学ぶ医学教育―従来型段階的学習と新しい包括的能動学習プログラムの融合=日本医科大・医学部・清野精彦
  ▽学ぶ意欲を引き出すための教育実践―KITポートフォリオシステムを活用した目標づくり=金沢工業大・全学・藤本元啓
  ▽ITによる経済学部教育の標準化と質保証―基礎学力と勉学意欲の低下に対処する自学自習システムと「経済学基礎知識一〇〇〇題」=名古屋学院大・経済学部・木船久雄
  ▽ティームティーチングによる二言語同時学習―外国語教育の新たなる教授形態=京都外国語大・外国語学部・小野隆啓
  ▽考えるための「日本語リテラシー」教育―初年次に構築する「自立した学習者」への足がかり=京都精華大・人文学部・西 研
  ▽二十一世紀型管理栄養士養成システムの構築―講義形式と実地形式授業との融合を目指して=中村学園大・栄養科学部・坂田利家
 《上記以外の教育の工夫改善に関する取組》…六件
  ▽学生主体の環境マネジメントシステムの運営=千葉大・全学・倉阪秀史
  ▽FD/SD/TAD三位一体型能力開発=愛媛大・全学・高瀬恵次
  ▽アジア理解教育の総合的取組=大東文化大・国際関係学部・押川典昭
  ▽学生相談を核とした全学的学生支援の展開―学生と大学をつなぐ「よろず相談」の活用=立教大・全学・橋本俊哉
  ▽知タウンシップによる教育イノベーション―公私協力による生涯学習事業と連携した実践的学部教育=日本福祉大・情報社会科学部・加藤幸雄
  ▽情報環境の整備と成績評価の厳格化―学修支援システムDUETとGPA得点分布公表=同志社大・全学・田端信廣

短期大学士課程
 《教育課程の工夫改善を主とする取組》…四件
  ▽自他の文化理解を柱とした国際文化教育―コミュニケーションスキルを育成しながら=岩手県立大盛岡短大部・国際文化学科・誉田慶信
  ▽学生主導型体験実習が拓くキャリアデザイン=東京農業大短大部・全学・安原 義
  ▽キャリア教育をベースとした課程教育の展開=松本大松商短大部・全学・糸井重夫
  ▽学科間相互乗り入れ授業による口腔介護教育=福岡医療短大・全学・升井一朗
 《教育方法の工夫改善を主とする取組》…三件
  ▽実践力が育つ保育者養成システム―実習・ボランティア・卒後指導を軸とした体系的学習支援=新見公立短大・幼児教育学科・東俊一
  ▽体験学習を生かした実践的英語教育の取組―社会性と国際性に富む女性の育成を目指して=創価女子短大・全学・大谷立美
  ▽地域文化継承を核にした現代教養教育の展開=長崎短大・全学・安部恵美子
 《上記以外の教育の工夫改善に関する取組》…三件
  ▽子育て広場を介し地域と学生を繋ぐ短大教育―学内七種の広場の連携をもとに、学生が企画する地域との交流を通して=白梅学園短大・全学・小松 歩
  ▽高大連携による地域教育ネットワークの形成=湘北短大・全学・小森 潔
  ▽体験型教育で学ぶ「共に生きる地域づくり」―校区住民と交流する「砂川アクション」と知的障がい者と共に学ぶ「ふれあい大学」の取組=龍谷大短大部・全学・加藤博史

修士課程
 《人社系の教育の工夫改善を主とする取組》…三件
  ▽四学期・週末利用型リカレント教育大学院=神戸市外国語大・外国学研究科英語教育学専攻・玉井 健
  ▽慶應型ケースメソッドの確立―変革リーダーの育成と実践型大学院のFDの高度化を目指して=慶應義塾大・経営管理研究科経営管理専攻・高木晴夫
  ▽Weekend MBA―社会人に対する週末型大学院=名古屋商科大・大学院全体・栗本博行
 《理工農系の教育の工夫改善を主とする取組》…二件
  ▽プロジェクト実習による高度専門技術者養成=筑波大・システム情報工学研究科知能機能システム専攻・葛岡英明
  ▽スタジオ教育強化による高度専門建築家養成=横浜国立大・工学府・北山恒
 《医療系の教育の工夫改善を主とする取組》…二件
  ▽課題プロジェクトによる看護管理能力の開発=千葉大・看護学研究科看護システム管理学専攻・手島恵
  ▽実践型薬学教育による臨床指導薬剤師養成―六年制薬学教育における臨床実務実習充実のための指導薬剤師養成=神戸薬科大・薬学研究科・太田光煕

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